13回目の開院記念日 に 想う「いまダンスをするのは誰だ?」 | 太閤クリニック

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TAIKOH neurosurgical service

 

開業して13年目に入りました。まだまだ12年 もう12年 か? 両方ですね。

開院したら診療40% 人事関連の労務60%でした。

「事務員が….」「看護師が…」職場でのストレスはどの業界でもほとんど人間関係である。

いろいろあって結構人が変わった。

まだ俺も若くて、スタッフに怒ってばかりいた。

必死で働いて借金も半分になった。

大病をして三ヶ月強 閉院した。

再起動から2年と10日経った。

去年の医師会検診で「先生 少しメタボですね。糖尿気味です。」

ダイエットをして運動を始めた。今年の検診では体重10.4kg減 腹囲11cm減

体も気持ちも軽くなった。

今日もストレッチと軽い筋トレしながらお気に入りのラジコで 

「大竹まことのゴールデンラジオ」のメインディッシュのコーナーで素晴らしい歌を聴いた。

「いまダンスをするのは誰だ?」

パーキンソン病と戦いながら活動をされている樋口了一さんの歌である。

私にもたくさんのパーキンソン病の患者さんを診察している。そして共に人生を歩いている。一緒に悩み 説明し リハビリし 進行を遅らせている。今は亡き司さんもそうだった。4年前に見送った母の町もそうだった。神経内科でもある私にとって非常に縁がある疾患だ。

 

 

リハ室で筋トレしながら泣いた。奇しくも同じ歳である。L-DOPAを飲まれていらっしゃる様でon-off現象の事も病態もよくご存知だ。

「諦めることを諦めた。たとえここが暗闇だとしても 僕は君とダンスをしたいんだ。」

歌詞の中にはパーキンソン病の症状がたくみに散りばめられている。

でも未来に向かう歌だ。樋口さんのこれからの人生の決意でもある。

今日は心を揺すぶられたシンガーと歌に出会った。

これは決して偶然ではないだろう。必然にこのイントロのイカしたロックンロールを歌う樋口了一さんを知った。

前向きな未来に向かう姿勢には学ぶことが多い。そして私もロケンローラーだ!なあ?Jack?