銀座のバーカロでヴェネチアンディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

4月のこと、mamiさんと銀座で過ごす楽しい夕方の続き。

根津神社でつつじ祭りを鑑賞し、「GINZA NOVO」の『グラン・マルシェ・デュ・ヴァン』でシャンパーニュでアペロのあとは、ディナーの予約の店に向かう。

 

目的のお店は、「GINZA NOVO」からは目と鼻の先のビルにある。

 

このビルには良いお店が軒を連ねているが、予約しているお店は4Fのヴェネチア料理の『オステリア・ダ・アダ』。

二週間ほど前に、ヴェネチア旅行から帰国されたばかりのmamiさんとお話しした時に、「銀座にヴェネチアのバーカロを再現したお店がある」と聞き、是非行こうということになった。

 

4Fでエレベーターを降りると、そこはもうお店の中。

店の開店時間は17時30分、私達が到着したのは17時20分。

それでも温かく迎えてくれ、「どうぞ店の奥へ。済みませんがあと10分お待ちください」とのこと。

ここはスタンディングカウンターで、着席のオステリアは奥の部屋にある。

スタンディングカウンターとオステリアが併設されているのが、ヴェネチアの”バーカロ”。

 

カウンター上に料理が次々と並べられていく。

私達のオステリアの予約は18時。

その前に30分ほどスタンディングカウンターで前菜を食べて飲もうという企画。

 

店内がまだ空いているうちに料理をチェックし、何を注文するか二人で相談。

 

とにかく料理の品数が多いので目移りしてしまい、なかなか決まらない。

 

立ち飲みではワインも割安。

同じワインが奥のオステリアでは倍近い値段になる。

 

開店時間5分前頃から客が次々と到着し、開店時間には大半のテーブルが埋まってしまった。

皆さんがお店のスタッフと挨拶を交わしているところを見ると、殆どが常連客のようだ。

 

お店への到着順に番号札が渡され、一番乗りの私達の札は30番。

この番号順に、チケッティと飲み物を注文するシステム。

 

mamiさんとスプマンテで乾杯。

先程シャンパーニュを飲んだばかりだが、場所が変わればリセット・スパークリングが美味い。

飲んでいるのは、ヴェネト州のカルミナが造る、プロセッコ、スプマンテ、ブリュット。

ぶどうはグレラ100%。

 

選んだチケッティが届く。

左から時計回りで、ソフトシェルシュリンプ、春の甘鯛オーブン焼き、イカナンコツフリット、チコリ。

 

別皿は、干し鱈のマンテカート。

ヴェネチアの伝統的な郷土料理で、日本では稀少な現地直輸入の干し鱈が使われている。

 

二杯目は、オンブラのビアンコ。

 

オンブラはハウスワインのことで、お店の直輸入ワイン。

ぶどうは聞いていないが、トレッビアーノだろうか。

 

どのチケッティも美味しそうなので、ここにはまたすぐにでも来たいと思う。

 

予約時刻になったので、オステリアに案内される。

 

私達のテーブルは窓際の明るい場所。

まさに座りたかったテーブルに案内された。

 

まずはバゲットが届く。

 

テーブルにはE.V.オリーブオイルのボトル。

小皿に注いで使う。

ボトルをよく見ると、ボッテガ、アレキサンダー、グラッパ、プロセッコの物だ。

 

白ワインをカラフェで注文。

 

ヴェネト州のテヌータ・モゾーレが造る、タイ、ヴェネト・オリエンターレ、2024年。

 

タイはヴェネトの土着ぶどう。

お隣のフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州ではフリウラーノと呼ばれている。

 

mamiさんと乾杯。

濃い目の黄金色。

柑橘系の爽やかな香り、フレッシュな果実味と活き活きとしたミネラル、酸は控えめ、後味には心地よい軽い苦み。

アルコール度数は13.5%としっかり。

mamiさんと過ごす、楽しい銀座の夜は続きます。