5月のこと、ちぃさんと銀座のスパニッシュ、『スペインクラブ』で過ごす楽しい午後の続き。
スパークリングワインは二本を飲み干し、既に三本め。
飲んでいるワインは、カスティーリャ=ラ・マンチャ州のボデガス・ロザーノが造る、グラン・デルシオ、グラン・セレクション、ブリュット・キュヴェ。
デザートが届く。
バナナのシフォンケーキの上には、マカデミアナッツ入りバニラアイスクリーム。
添えられているのは、スペイン産の桃のシロップ漬け。
食後のコーヒーでいっぱいになった胃を癒す。
15時を過ぎ、満席だった店内に残るのは私達だけとなった。
今日も昼から飲み過ぎてしまった。
鈴木店長に見送られ、満腹満足で店をあとにする。
店を出ると、目の前に5人の訪日外国人。
ドアには既に”CLOSED”の札が掛かっているのだが、ドアを開けて中に入ろうとしている。
スペイン人で、どうしても母国料理を食べたくなったのだろうか。
『スペインクラブ銀座』で遅めのランチを楽しんだあとは、東銀座に向かう。
歌舞伎座は華やかな雰囲気。
今日は「團菊祭五月大歌舞伎」、八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演。
七代目尾上菊五郎襲名披露も歌舞伎座で観ている。
七代目の襲名は昭和48年(1973年)。
母親に連れられて観たが、それ以来度々歌舞伎を観に来るようになった。
五月だけでなく、六月の襲名披露公演の出し物もなかなか良い。
今から観る夜の部の出し物は、「義経腰越状 五斗三番叟」、「口上」、「弁天娘女男白浪」。
「弁天娘女男白浪」の白浪五人男に因んで車輪に”志ら浪”と書かれた人力車。
ここで記念撮影が出来るようだ。
歌舞伎座の夜の部の開場は16時、まだ30分余りあるので、近くのお店、『82 ALE HOUSE』で時間調整。
ここでは以前、歌舞伎鑑賞の前に食事をし、クラフトビアやシングルモルトを楽しんだことがある。
お腹はいっぱいなので食べ物はパスし、今日のタップ・ビールを選ぶ。
二人とも1パイントグラスで乾杯。
ちぃさんのビール(左)は、ハブ・クラフト セッションIPA。
私のビール(右)は、82 リアルエール。
開場時間となったので、歌舞伎座に移動。
多くの歌舞伎ファンが押しかけている。
一斉に入場し、あっという間に館内は満席に。
祝幕には、八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助の名前入り。
祝幕の贈呈者は、木場の木材問屋、長谷萬。
定式幕が引かれ、いよいよ開演。
ちぃさんと過ごす東銀座の楽しい午後は続きます。