歌舞伎襲名披露公演前のランチはスペイン・クラブで、そして82 ALE HOUS、東銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

5月のこと、ちぃさんと銀座のスパニッシュ、『スペインクラブ』で過ごす楽しい午後の続き。

 

スパークリングワインは二本を飲み干し、既に三本め。

 

飲んでいるワインは、カスティーリャ=ラ・マンチャ州のボデガス・ロザーノが造る、グラン・デルシオ、グラン・セレクション、ブリュット・キュヴェ。

 

デザートが届く。

バナナのシフォンケーキの上には、マカデミアナッツ入りバニラアイスクリーム。

添えられているのは、スペイン産の桃のシロップ漬け。

 

食後のコーヒーでいっぱいになった胃を癒す。

 

15時を過ぎ、満席だった店内に残るのは私達だけとなった。

 

今日も昼から飲み過ぎてしまった。

鈴木店長に見送られ、満腹満足で店をあとにする。

 

店を出ると、目の前に5人の訪日外国人。

ドアには既に”CLOSED”の札が掛かっているのだが、ドアを開けて中に入ろうとしている。

スペイン人で、どうしても母国料理を食べたくなったのだろうか。

 

『スペインクラブ銀座』で遅めのランチを楽しんだあとは、東銀座に向かう。

 

歌舞伎座は華やかな雰囲気。

 

今日は「團菊祭五月大歌舞伎」、八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演。

七代目尾上菊五郎襲名披露も歌舞伎座で観ている。

七代目の襲名は昭和48年(1973年)。

母親に連れられて観たが、それ以来度々歌舞伎を観に来るようになった。

 

五月だけでなく、六月の襲名披露公演の出し物もなかなか良い。

 

今から観る夜の部の出し物は、「義経腰越状 五斗三番叟」、「口上」、「弁天娘女男白浪」。

 

「弁天娘女男白浪」の白浪五人男に因んで車輪に”志ら浪”と書かれた人力車。

ここで記念撮影が出来るようだ。

 

歌舞伎座の夜の部の開場は16時、まだ30分余りあるので、近くのお店、『82 ALE HOUSE』で時間調整。

 

ここでは以前、歌舞伎鑑賞の前に食事をし、クラフトビアやシングルモルトを楽しんだことがある。

 

お腹はいっぱいなので食べ物はパスし、今日のタップ・ビールを選ぶ。

 

二人とも1パイントグラスで乾杯。

 

ちぃさんのビール(左)は、ハブ・クラフト セッションIPA。

私のビール(右)は、82 リアルエール。

 

開場時間となったので、歌舞伎座に移動。

多くの歌舞伎ファンが押しかけている。

 

一斉に入場し、あっという間に館内は満席に。

 

祝幕には、八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助の名前入り。

祝幕の贈呈者は、木場の木材問屋、長谷萬。

 

定式幕が引かれ、いよいよ開演。

ちぃさんと過ごす東銀座の楽しい午後は続きます。