2月のこと、板橋仲宿の『MIKIYA GYOZA STAND』で開催された”日本ワインの会”に参加した楽しい午後の続き。
会のメンバーは、主催者のしづちゃん、そしてmayuさん、ノムリエさん、Mr. Vinさん、私。
アズッカ・エ・アズッコのオオカミのスプマンテ、ロゼ、君に幸あれ、2022年、いにしぇの里葡萄酒の北小野ブラン、土、2023年、そして城戸ワイナリーのプライベート・リザーブ、リースリング、2014年を飲んだあとは、赤ワイン。
城戸ワイナリーのオータム・カラーズ、コンコード、塩尻 桔梗ヶ原、2024年。
20周年記念エチケットのボトル。
このエチケットは城戸ご夫妻の愛娘のあかりちゃんのデザイン。
甘い完熟果実や蜜の香り。
確かに甘口ではあるが綺麗な酸を持つので、食中に美味しく飲むことが出来る。
コンコードは苦手なワインだが、城戸さんのコンコードは別格。
ポルチーニ汁しゅうまい。
ポルチーニの香りが心地よい。
これは二人分なので、mayuさんと分けていただく。
一つがとても大きく、ポルチーニの香りが食欲を誘う。
中には肉がぎっしり。
五種類目のワインも、塩尻の赤ワイン。
長野県塩尻市の林農園が造る、エステート・ゴイチ、メルロー、柿沢ヴィンヤード、2021年。
林農園は1911年(明治44年)に林五一氏が設立。
そこで、林農園が造るワインは五一ワイン。
標高800mの柿沢農場のメルローを使ったワイン。
2021年は夏の記録的な降雨と低温により、ぶどうの収量が大幅に減少した年なのだそうだ。
濃厚な果実味とタンニン、やはり五一のメルローは美味い。
樽熟成は12ヶ月、新樽比率は75%。
二皿目の焼き餃子も三種盛り。
右から、青唐辛子餃子、チーズ餃子、鹿の赤ワイン煮込み餃子。
六種類目のワインは、城戸の赤。
城戸プライベート・リザーブ、カベルネ・ソーヴィニヨン、塩尻 桔梗ヶ原、2014年。
これだけのバックヴィンテージはもうほとんど残っていないのではないだろうか。
プラム、カシス、ブラックベリーなどの香り。
果実の綺麗な凝縮感と熟成感。
10年余りの時を経て、素晴らしいボディに昇華している。
気に入った青唐辛子餃子を追加。
七種類目は、Mr. Vinさんからのプレゼントの貴腐ワイン。
岡山県新見市のドメーヌ・テッタが造る、ル・ノーブル、2017年。
こんなワインを持っているなんて、流石vinさん。
熟した洋梨、黄桃、アプリコットの香り、綺麗な果実味と酸。
貴腐ワインではあるが甘すぎないので、食中酒としても飲める。
日本にこんなに素晴らしい貴腐ワインがあるのかと驚きの一本。
ぶどうはシャルドネ100%。
アルコール度数は15.5%と高い。
城戸のカベルネ・ソーヴィニヨンとテッタの貴腐シャルドネを並行飲みしながら話しに花が咲く。
今日飲んだワインたち。
5人で飲むには充分な量だ。
今回の会のワインは希少なものばかりで、日本ワインはここまで美味しくなったのかと感動する、しづちゃんに感謝のラインナップだった。
mayuさん撮影の集合写真。
『MIKIYA GYOZA STAND』を出ると、折角なので少しお買い物をして帰ることにする。
友人達と過ごす板橋仲宿の楽しい午後は続きます。