友人達と日本ワインの会、MIKIYA GYOZA STAND、板橋仲宿 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、素敵な日本ワインの会にお誘いいただき、板橋区役所前駅に降り立つ。

 

メンバーが揃うと、お店に移動。

旧中山道にある元気な商店街、仲宿商店街を歩くのは楽しい。

 

仲宿辺りは、中山道の江戸から最初の宿場、板橋宿があった場所。

 

商店街を離れた住宅街の中にある、今日のお店に到着。

 

ここは、『MIKIYA GYOZA STAND』。

 

今日はお店を貸し切りにしてもらっている。

お店のオーナーの三木さんは私たちの餃子を準備中。

ここは元々中華料理の『三木家』だったのを、2017年に現オーナーが引き継いで『MIKIYA GYOZA STAND』をリニューアルオープンした。

 

カウンター上には今日のワインがずらりと並ぶ。

今日は、しづちゃんが企画してくれた日本ワインの会。

参加メンバーは、主催者のしづちゃん、そしてmayuさん、ノムリエさん、Mr. Vinさん、私。

 

まずはスパークリングワインで乾杯。

しづちゃんとmayuさんには何時もお会いしているが、ノムリエさんとMr. vinさんにお会いするのは久し振り。

 

最初のボトルはエチケットが可愛い、アズッカ・エ・アズッコのワイン。

 

愛知県豊田市のアズッカ・エ・アズッコが造る、オオカミのスプマンテ、ロゼ、君に幸あれ、2022年。

”In Bocca Al Lupo !”は直訳すると”オオカミの口の中へ”で、転じて”頑張れ、幸運を祈る”という意味で、まさに”君に幸あれ”。

 

ぶどうはピノ・ネロとピノ・ムニエ。

アルコール度数は13%としっかりしたスパークリング。

黒ぶどうの果実の凝縮感がある美味いスプマンテだ。

 

お通しは、蕪と胡瓜の浅漬け。

そして薬味皿。

 

カウンターには餃子用の薬味が並ぶ。

麻辣醤はかなり辛い。

 

花椒、胡椒、塩。

 

ニンニク入りの酢、ラー油、ニンニク入りの醤油、醤油、酢。

 

最初は水餃子。

右が野菜餃子、左が肉餃子。

たっぷりのパクチーが嬉しい。

 

二本目のボトルは、塩尻の白ワイン。

 

長野県塩尻市のいにしぇの里葡萄酒が造る、北小野ブラン、土、2023年。

塩尻の中でも最も標高が高い(850m)北小野地区に設立された新しいワイナリーで、2017年がファースト・ヴィンテージ。

2017年の塩尻ワイナリーフェスタでKidoワイナリーを訪問した時に、城戸さんの軒先を借りて小さなブースを出展されていたことを思い出す。

 

爽やかなシトラスの香り、液温が上がるにつれ、豊かな果実味が顔を出す。

ぶどうは、ケルナー63%、ゲベェルツトラミネール20%、リースリング17%。

最初はゲベェルツ感が強かったが、飲んでいるうちにケルナーが前面に出てくる面白さ。

標高の高さ、気温の低さを生かし、ドイツのぶどう品種に強みを発揮されている。

 

三本目のボトルは、知る人ぞ知るKidoワイナリーの白ワイン。

 

長野県塩尻市のKidoワイナリーが造る、城戸プライベート・リザーブ、桔梗ヶ原、リースリング、2014年。

Kidoワイナリーがリースリング単一のワインをリリースしたのは、この2014年が最初で最後。

日本で最高のリースリングと評価される、まさに幻のワイン。

 

口に含むと、果実の凝縮感の強さにまず驚かされる。

液温が上がるにつれ粘性が増し、リースリングの特徴が良く表れる。

アルコール度数は13.5%と高い。

これは時間をかけてゆっくり味わいたいワインだ。

この後に焼き餃子三種盛り、野菜餃子、肉餃子、大葉餃子が出されたが、このワインに意識を集中させていたため撮影忘れ。

友人達と過ごす、板橋仲宿での楽しい午後は続きます。