紅葉を求めて京都への旅、伏見稲荷参拝から伏見桃山でようやくの鯖寿司 7 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

 

東福寺で紅葉を愛でたあとは、伏見稲荷大社に歩いて向かう。

 

神幸道には多くの人出。

人を搔き分けて前に進むが、驚くことに日本語は殆ど聞こえない。

 

ようやく楼門が見えてきた。

 

楼門の朱色が眼に鮮やか。

 

まずは境内案内図を見て配置を頭に入れる。

この案内図には何故か描かれていないが、千本鳥居の更に奥、稲荷山の頂上まで鳥居は続いている。

 

本殿にお参り。

 

いよいよ千本鳥居へ。

 

途中、石の鳥居から奥社奉拝所までの間は鳥居は左右二列になっている。

上りは右側の一方通行で、左側は下り専用。

 

奥社奉拝所から先はこの混雑でなかなか先に進めない。

私たちは稲荷山の麓の終点から左折して本殿に戻ったが、右に進めば再び鳥居の中を三ノ峰、二ノ峰、そして頂上の一ノ峰へと登り、左回りで鳥居の中を通って下山することが出来る。

 

伏見稲荷大社を出ると、電車で次の目的地へ。

ふしみいなり駅のホームにも、多くの狐。

 

次に向かったのは、伏見桃山。

大手筋商店街はとても賑わっている。

既に昼食時間を過ぎお腹が空いているので、急いで食事場所を探す。

 

このお店、『阿津満』にはなんと”鯖寿司”の看板がかかっている。

私が鯖寿司を食べたいと言ったので友人が案内してくれたが、5月の旅では『末廣』と『さか井』に振られて食べられなかった。

 

そして今回の旅でも初日にリベンジを図るため、友人が満を持して連れて行ってくれた『いづ源』が臨時休業、そして再度訪問した『さか井』も何故か休業。

 

京都らしく、店は奥が深い造り。

 

棚に飾られた古い看板を見ると、店名の”阿津満”は”あづま”と読むようだ。

 

11月も末になると結構涼しいので、暑いお茶が嬉しい。

 

三人とも京すしを注文。

本当は鯖寿司を一本丸ごと注文したかったが、ディナーの予約時間まで既に四時間を切っていたので我慢。

 

麗しき鯖寿司がとても美味い。

この店を選んで大正解だった。

軽い昼食にしようと思ったが、握り寿司と違って押し寿司はシャリがギュッと詰まっているので、思った以上にお腹がいっぱいになる。

 

お吸い物も上品で美味い。

 

美味しい昼食に満足した後は、友人が酒販店に案内してくれる。
ここは「吟醸酒房 油長」。
油長(ゆちょう)酒造と言えば、風の森を醸す奈良県の酒蔵。
でもここは、”あぶらちょう”と読むのだそうだ。
 
ここには伏見の18蔵の酒が揃う。
 
見ているとどれも買いたくなってしまう。
 
そしてここが人気なのは、伏見の18蔵の酒、約80種類を試飲することができるところ。
飲みたいがタイムスケジュールを考えればその余裕は無い。
そろそろ伏見桃山に来た目的の場所に向かうことにしよう。

大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。