昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。
東福寺で紅葉を愛でたあとは、伏見稲荷大社に歩いて向かう。
神幸道には多くの人出。
人を搔き分けて前に進むが、驚くことに日本語は殆ど聞こえない。
ようやく楼門が見えてきた。
楼門の朱色が眼に鮮やか。
まずは境内案内図を見て配置を頭に入れる。
この案内図には何故か描かれていないが、千本鳥居の更に奥、稲荷山の頂上まで鳥居は続いている。
本殿にお参り。
いよいよ千本鳥居へ。
途中、石の鳥居から奥社奉拝所までの間は鳥居は左右二列になっている。
上りは右側の一方通行で、左側は下り専用。
奥社奉拝所から先はこの混雑でなかなか先に進めない。
私たちは稲荷山の麓の終点から左折して本殿に戻ったが、右に進めば再び鳥居の中を三ノ峰、二ノ峰、そして頂上の一ノ峰へと登り、左回りで鳥居の中を通って下山することが出来る。
伏見稲荷大社を出ると、電車で次の目的地へ。
ふしみいなり駅のホームにも、多くの狐。
次に向かったのは、伏見桃山。
大手筋商店街はとても賑わっている。
既に昼食時間を過ぎお腹が空いているので、急いで食事場所を探す。
このお店、『阿津満』にはなんと”鯖寿司”の看板がかかっている。
私が鯖寿司を食べたいと言ったので友人が案内してくれたが、5月の旅では『末廣』と『さか井』に振られて食べられなかった。
そして今回の旅でも初日にリベンジを図るため、友人が満を持して連れて行ってくれた『いづ源』が臨時休業、そして再度訪問した『さか井』も何故か休業。
京都らしく、店は奥が深い造り。
棚に飾られた古い看板を見ると、店名の”阿津満”は”あづま”と読むようだ。
11月も末になると結構涼しいので、暑いお茶が嬉しい。
三人とも京すしを注文。
本当は鯖寿司を一本丸ごと注文したかったが、ディナーの予約時間まで既に四時間を切っていたので我慢。
麗しき鯖寿司がとても美味い。
この店を選んで大正解だった。
軽い昼食にしようと思ったが、握り寿司と違って押し寿司はシャリがギュッと詰まっているので、思った以上にお腹がいっぱいになる。
お吸い物も上品で美味い。
大学時代の友人たちと過ごす、楽しい京都の旅は続きます。