紅葉を求めて京都への旅、吟味屋 菜々色、綾小路 4 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年11月のこと、大学時代の友人たちと巡る京都旅の続き。

智積院を出ると、ディナーの店に向かう。

 

京都の友人が予約してくれたのは、人気の割烹。

前回は老舗の小料理屋を二ヶ所回ったので、今回は友人も初めての新しいお店。

 

綾小路の『吟味屋 菜々色』。

和創作料理のお店だ。

 

一階はカウンター席。

二階に案内される。

私たちのテーブルは窓際。

 

大正時代の町家を改装しているのだそうだ。

窓側の席に座り室内を見ると、京の町家らしく奥が深い。

 

先ずは生ビールで乾杯。

ここはキリンブラウマイスターのお店。

東京ではスーパードライやモルツを飲むことが多いが、京都では昼も夜も一番搾り。

 

前菜盛りが届く。

これは三人分。

 

6種類の前菜を皿に取り分ける。

モロコ、菊芋、長芋、湯葉、しめじのチーズマヨネーズ、万願寺唐辛子のおじゃこがけ。

モロコはコイ科の淡水魚で、元々は琵琶湖の固有種。

今では色々な湖に移植され、生産量は埼玉県が一番多い。

 

酒粕汁も美味い。

 

酒を選ぶ。

 

メニュー以外に今夜はこの4本がありますと見せてくれる。

 

酒は一合ずつお願いし、色々な種類を飲むことにする。

 

右が、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 和悦。

作は良く飲んでいるが、この作は初めて。

どうやら飲食店専用の作のようだ。

使用米は非開示、精米歩合は60%。

 

左が、京都府京都市上京区の佐々木酒造が醸す、西之極 秋上がり 蔵出原酒。

この酒は佐々木酒造のH.P.にも掲載されておらず、情報がない。

アルコール度数は19%と高い。

佐々木酒造は佐々木蔵之介さんのご実家。

 

お造りが届く。

 

醤油、そして醤油のゼリー。

 

サーモンは脂がのっている。

 

真鯛と鰤。

山葵と醤油ゼリーでいただく。

 

赤貝も新鮮で食感がとても良い。

 

蛤の酒蒸し。

 

蛤の身が大きい。

大学時代の友人たちと綾小路で過ごす、楽しい夜は続きます。