池袋東武で高知の高木酒造販売会、その前にエノパニーノ・イケブクロでワイン・ランチ | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日からはまた時系列記事に戻ります。

 

6月のこと、しづちゃんと池袋で待ち合わせ。

 

東武池袋の日本酒販売会に、懇意にしている高知県の高木酒造が出店するので、蔵の六代目に会いに来たのだ。

 

しづちゃんと落ち合うと、まずは高木酒造のブースを訪問し、六代目の高木一歩さんにご挨拶。

ランチを食べた後に戻ってくるとお伝えする。

 

ランチに向かった先は、『エノパニーノ・イケブクロ』。

イタリア食材とワインの輸入会社のアンテナショップで、イートインもあり、軽食とワインを楽しむことができる。

 

5坪の小さなお店で、カウンター席が五つ。

先客がお二人いらっしゃったが、席を確保できてラッキー。

 

今日のグラスワインをチェック。

ワインだけでなく、シャルキュトリーやフォルマッジオも充実している。

 

まずは、泡でスタート。

 

イタリア、ロンバルディア州の、コンタディ・カスタルディ、ブリュット、フランチャコルタ。

フランチャコルタの名門、ベラヴィスタのオーナーが設立したカジュアルなブランド。

 

カジュアルと言っても最高品質のフランチャコルタ、瓶内熟成期間は規定の18ヶ月を超える26ヶ月と長い。

セパージュは、シャルドネ80%、ピノ・ビアンコ10%、ピノ・ネロ10%。

 

しづちゃんと、「お久し振りです」の乾杯。

やはりフランチャコルタは美味い。

 

シャルキュトリーとチーズの盛り合わせを注文。

アメリカ産のプロシュート、17ヶ月熟成。

サラミ・フィノッキオーナはフェンネルシード入り。

ぶどうの搾りかすに漬け込んだ、フランスのハードチーズ。

どれも注文を受けてからスライスされるので、とてもフレッシュ。

 

プロシュート用に、グリッシーニを一袋もらう。

 

ロベルトのグリッシーニは名画シリーズ。

これを食べるのは、上野の『アルヴィーノ』以来。

 

なかなか綺麗に巻けた。

このプロシュートはアメリカ産だが、イタリア移民が作っているのだそうだ。

 

店長の佐伯さんが、「このピスタチオ、美味しいですよ」と出してくれた。

ピスタチオは大好きで、テヘランに行くと、専門店で炒りたてで熱々のピスタチオを大量に買っていたことを思い出す。

 

しづちゃんの白ワインは、ロンバルディア州のテヌータ・マッツォリーノが造る、ブラン・シャルドネ、プロヴィンチャ・ディ・パヴィア、2021年。

 

ブルゴーニュタイプのエレガントなシャルドネなのだそうだ。

 

私のワインは、カラブリアのスタッティが造る、マントニコ・ビアンコ、2021年。

スタッティはカラブリアの二大ワイナリーの一つで、創業は1784年と古い。

 

カラブリアの地ぶどうのマントニコを飲むのは初めて。

パッションフルーツ、パイナップル、そしてシトラスの香り。

濃厚な果実味のあとには、ハーブのヒント、ミネラルもしっかり。

 

左がマントニコ、右がシャルドネ。

 

ランチの仕上げには、パニーニ。

メニューには書かれていないものもあるそうだ。

 

二種類を作ってもらい、半分ずつに切ってもらう。

 

プロシュート・コット。

コットは、加熱の意味。

中身は、プロシュート・コッタ、モッツァレラチーズ、ルッコラ、特製ソース。

 

カラブリア。

ピリ辛のパニーニ。

サラミピカンテ、薫製チーズ、ンドゥイヤ、ルッコラ。

ンドゥイヤは、カラブリアの豚肉で作るピリ辛のペーストサラミ。

 

三杯目のワインは、赤を選ぶ。

 

トレンティーノ・アルト・アディジェ州のチェンブラが造る、ピノ・ネロ、2022年。

 

アルプスの麓、チェンブラの谷にあるワイナリー。

 

光り輝くルビー色。

レッドチェリーやラズベリーの香り。

トレンティーノらしいクリーンでフレッシュな果実味、活き活きとした酸が心地良い。

ワインもシャルキュトリーもチーズもパニーニも美味しかった。

今度は食事前にサクッと飲みに来よう。

店を出ると、再び東武池袋に向かいます。