9月のこと、丸の内のシュラスコ店、『バルバッコア・クラシコ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
サラダを食べながら、肉も食べ始めることにする。
シュラスコ用のモーリョは二種。
野菜モーリョ(野菜のビネガーソ-ス)と醤油モーリョ(醤油ガーリックソース)。
和牛アルカトラは、和牛のランプ肉。
適度にサシが入り、とても美味い。
フラウジィニアはカイノミ。
この焼き色が素晴らしい。
窓の外は暮色が濃くなっている。
ペッパーステーキ。
部位はピッカーニャ、イチボ。
イチボは好きな部位。
胡椒が効いて美味い。
肉を食べ始めたので、赤ワインを飲むことに。
カリフォルニアのエイリアス・ワイナリーが造る、エイリアス、ピノ・ノワール、2021年。
ラズベリーやブラックベリーのフレッシュな香り。
綺麗な酸を持ち、果実味のあとには黒い土やシガー、そして樽由来のバニラのニュアンス。
バランスの良いミディアムボディのピノ・ノワールだ。
大好きなピッカーニャ、イチボ。
切り取られる肉片をトングでつまんで受け取る。
一切れでは足りない。
次々と切ってもらう。
私は三枚を、彼女は二枚を切ってもらった。
これは、アルカトラ、ランプ。
和牛のランプ肉に比べると、脂が少なく赤身が強い。
ビッフェ・デ・チョリゾー、サーロイン。
どの肉も焼き色が素晴らしい。
二種類目の赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
カリフォルニアのボーリュー・ヴィンヤードが造る、BV、カベルネ・ソーヴィニヨン、カリフォルニア、2020年。
濃厚な黒果実のニュアンス、タンニンも充分にあり肉によく合う。
アルコール度数は13.8%と高い。
熟成はフレンチオークの樽で10ヶ月。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。