ポール・ボキュース15周年記念パーティー、ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京、八重洲 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

3月のこと、ちぃさんと八重洲で過ごす楽しい夜の続き。

開業したばかりの「東京ミッドタウン八重洲」の『CATARATASU YAESU』と『オルソー』でアペロを楽しんだ後は、「大丸東京」に向かう。

 

今夜は、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』の15周年記念パーティー。

満席の予約で客が次々と訪れている。

入口で迎えてくれているのは、代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』の先﨑支配人と六本木の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』の松尾支配人。

 

私達のテーブルは、奥の常連客の場所。

顔見知りの常連客も多く、挨拶を交わす。

先客が多いので室内の撮影は控える。

席に着くとスパークリングワインが注がれ、ちぃさんと乾杯。

 

私のブログの常連ワイン、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2019年。

1898年創業の、クレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言える名門メゾンが造るミレジムは美味い。

 

このセルヴィエットを見ると条件反射で食欲が湧いてくる。

私達のテーブルを担当してくれるのは、金沢の『カフェ & ブラッスリー ポール・ボキューズ』の山口支配人。

今夜はここの外山支配人に加え、『メゾン ポール・ボキューズ』の先﨑支配人、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』の松尾支配人、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』の竹内支配人、そして金沢の山口支配人が勢揃い。

支配人の皆さんと挨拶を交わすのも忙しい。

 

今夜の15周年特別メニューをチェック。

 

『ポール・ボキューズ』が日本に進出したのは、2007年。

そこで2022年7月の『メゾン ポール・ボキューズ』を皮切りに、9月に『ブラッスリーポール・ボキューズ銀座』、2023年1月に『ブラッスリーポールボキューズミュゼ』、そして今回3月に『ブラッスリーポール・ボキューズ大丸東京』で15周年記念パーティーが開催されている。

 

ミネストローネ、ピサラディエール。

 

乾杯のワインは瞬殺。

二杯目を注いでもらう。

 

ミネストローネには春野菜がたっぷり。

 

ピサラディエールはプロヴァンス地方の郷土料理で、ピザ生地の上にアンチョビ、オニオン、オリーブを乗せて焼いたもの。

プロヴァンスのロゼワインと共にアペリティフとして楽しむ料理だ。

 

今夜はフィンガーフードとして作られているが、通常はこんな見た目の料理。

 

今夜はとても楽しくワインが進んでしまい、既に四杯目。

 

バゲットが届く。

お供は、カレー風味の鶏のリエット。

 

続いて出された白ワインは、ラングドック・ルーション、コート・カタランのコンソレーション・ワインズが造る、ジュリエット、2021年。

 

このワインはヴィーガン認証を取得している。

ぶどうは、ルーサンヌ100%、アルコール度数は14%と高め。

 

白ワインでも乾杯。

 

ピーチやネクタリンの濃厚な果実味。

ハーブやスパイスのニュアンス、後味には炒ったナッツのヒント。

力強く複層的なボディを持つ辛口。

 

アントレは、香川県産グリーンアスパラガスのサラダ、ポーチドエッグ、ペリグーソース。

ソース・ペリグーは、ペリゴール地方名産の黒トリュフをたっぷり使ったソース。

 

メニューには書かれていないが、この料理のメインはやはりフォアグラ。

ヨーロッパでも鳥インフルエンザが蔓延しフォアグラが入荷しなくなっているので、これだけの数のフォアグラを集めるのは大変だったのではと思う。(3月のことです。)

でも、以前に較べると小振り。

 

ウフ・ポシェ、ポーチドエッグはプルンプルン。

 

フォアグラにはソーテルヌなどのスイートワインを合わせるのが定番だが、私はこのボディの強いジュリエットとの組み合わせの方が好きだ。

 

ウフ・ポシェをパカ~ンと割り、アスパラガスに絡めて食べる。

ちぃさんと過ごす、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京』での素敵な夜は続きます。