平日のランチはオリエンタル・ブッフェで、シンガポール・シーフード・リパブリック、銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

11月中旬の平日、銀座のお店で彼女とランチの約束。

午後休を取るので一緒にランチをしたいと連絡があったのは三日前。急いでランチが美味しいお店を予約した。

 

銀座駅から松屋銀座の地下道に入る。

ニューヨークの昔のメトロの駅をイメージしたこの地下道が何気に好きだ。

 

佐藤卓氏のデザインで、使われているのは美濃焼のタイル。

 

銀座通りからマロニエ通りに入ると、V88ビル(旧デビアス銀座ビル)の路面スペースに、新しくお店が入居していた。

 

世界最大のダイヤモンド会社、デビアスとは私も現役時代に係わったことがあるので、懐かしいビル。

デビアスの社長が来日すると華麗なパーティーが開催され、招待されるのが楽しみだった。

 

デビアスがここから撤退したあと長く閉じられていたが、MCMが入居し、マロニエ通りが一層明るくなった。

 

今日のランチのお店は、「マロニエゲート銀座1」の中。

 

ここに来ると何時も10階の『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』なのだが、今日は11階のお店。

 

予約しておいたお店は、『シンガポール・シーフード・リパブリック 銀座』。

ここでは活きマッドクラブを自分で選び、好きな調理法で食べることができる店だが、マッドクラブはランチには提供されていない。

ここには前身の『チャイナ・ホワイト』の時代から合わせて30~40回は来ているが、今回は久し振りの訪問。

 

平日のランチ時間ということで混んでいるのではと思ったが、仕事の合間に食べるランチとしては価格が合わないようで、割と空いている。

私達は静かなスペースでのんびり食事をしたいので一番奥の広い丸テーブルを選んだが、窓側の座席は客で埋まっていて賑やかな話声が聞こえる。

 

ランチはブッフェ・スタイル。

平日は時間無制限なのが嬉しい。

まあ、無制限と言っても、料理の提供は14時30分までで、ランチ営業は15時に終了する。

 

このお店が好きな理由は、料理が美味しいだけでなく、良いワインが揃っていること。

シーフードなので、白ワインのボトルを選ぶ。

 

ボルドー、グラーヴの、ミッシェル・リンチ、レゼルヴ、ブラン、2019年。

ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨン。

 

柑橘系の爽やかな香り。

口に含むと、豊かな果実味。

酸とミネラルのバランスも良い、美味いグラーヴだ。

 

9種のサラダ。

 

ドレッシングは、プラム・ドレッシングとオニオン・ドレッシング。

 

奥は、干し蝦と白木耳のハーバルサラダ。

手前は、バーミセリサラダ、ナンプラー風味のヌードルサラダ。

 

スパイスチキンフリット。

 

甘海老のフリット、ソルトペッパー炒め。

 

シンガポールフライドヌードル。

撮影時は量が少なかったが、直ぐに満杯の新しい皿が届いた。

 

最初の皿は、サラダ。

プラム・ドレッシングを選んだ。

 

第二の皿は、干し蝦と白木耳のハーバルサラダ、バーミセリサラダ、スパイスチキンフリット、甘海老のフリット・ソルトペッパー炒め、そしてシンガポールフライドヌードル。

 

料理が美味しく、ワインが進む。

私が写真を撮影している間に、彼女はお皿三枚にたっぷりの料理を取っている。

彼女と過ごす、『シンガポール・シーフード・リパブリック 銀座』での楽しい午後は続きます。