「常盤橋タワー」の『羽田市場』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
三種類目の酒は、富山県富山市の富美菊酒造が醸す、羽根屋 純米吟醸 煌火(きらび)。
羽根屋は人気が高くなり、最近は入手困難な酒になってきた。
加熱処理をしていない生酒。
使用米は富山県産五百万石、精米歩合は60%。
四種類目の酒は、高知県安芸市の菊水酒造が醸す、四万十川 純米吟醸酒 土佐淡麗仕込み。
四万十川の清流をイメージしたような、ライトブルーのボトルだ。
使用米は山田錦、精米歩合は60%。
五種類目の酒は、兵庫県宍粟市の山陽盃酒造が醸す、播州一献 純米吟醸 愛山。
愛山は好きな酒造好適米。
使用米は播州産愛山で、精米歩合は50%。
鱧の天麩羅が届く。
揚げたての熱々の鱧が最高に美味い。
最初は塩で。
次は天つゆで。
店長さんが日本酒の在庫状況をチェックしている。
六種類目の酒は、山形県鶴岡市の亀の井酒造が醸す、くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口。
通称、”赤ばくれん”と呼ばれる人気の酒。
使用米は不明、精米歩合は55%、使用酵母は小川10号。
日本酒度が+20という超辛口。
七種類目の酒は、山口県萩市の澄川酒造場が醸す、東洋美人 醇道一途 限定 純米吟醸 亀の尾。
亀の尾は「夏子の酒」で有名になった酒造好適米。
亀の尾を80%使用し、精米歩合は麹米が40%、掛米が50%。
山口県田布施町で完全無農薬で栽培された亀の尾が使われている。
〆の料理は、穴子の棒寿司。
ふわふわの穴子の旨み、甘みが口の中いっぱいに広がる。
八種類目の酒は、福島県耶麻郡磐梯町の榮川酒造が醸す、會津龍が沢 純米吟醸 原酒 超辛口。
龍が沢は、日本名水百選に選ばれている湧水地。
會津龍が沢シリーズの中で、超辛口はイエローラベルと呼ばれている。
龍が玉を握っている絵柄は迫力満点。
使用米は会津産夢の香で、精米歩合は55%。
日本酒度は超辛口だけあって、+20。
九種類目の酒は、福岡県八女市の喜多屋が醸す、喜多屋 純米吟醸 夏酒。
使用米は山田錦と、八女産の吟のさと、精米歩合は55%。
キレの良い爽やかな夏酒で今夜を締めくくる。
『羽田市場』の魚は美味しく、日本酒の品揃えも素晴らしい。
気持ち良く酔って店をあとにする。
常盤橋タワーが夜空に聳え立つ。
歩道は濡れているが、幸いなことに雨は上がっている。
ちぃさんと過ごす、楽しい夜は続きます。