日本橋のイタリアン、『代官山ASO チェレステ日本橋』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
今夜の赤ワインは、イタリア、トスカーナのカステッロ・ディ・モンサントが造る、キャンティ・クラッシコ、2016年。
カステッロ・ディ・モンサントは1962年、トスカーナで初めてとなる単一畑のワイン、イル・ポッジョをリリースし、キャンティの世界に次々と革新を起こした造り手。
濃いルビー色。
フランボワーズやレッドチェリーの香り。
洗練されたピュアな果実味、黒い土やダークチョコレートのニュアンス、強いが果実味に綺麗に溶け込んだタンニン。
ぶどうはサンジョヴェーゼ主体にカナイオーロ、コロリーノがブレンドされている。
白ワイン用のぶどうをブレンドせず、黒ぶどうだけでキャンティ・クラッシコを初めて作ったのもカステッロ・ディ・モンサント。
フランス産の3,800ℓの大樽で15ヶ月熟成し、ボトリング後3ヶ月の瓶熟を経てリリースされている。
セコンド・ピアットは、オリーブ牛のアロッスト、旬のお野菜を添えて。
小豆島のオリーブ牛の焼き色が食欲をそそる。
口の中でとろける美味しさ。
ワインとの相性も抜群で、グラスが進む。
ドルチェは、宮本果樹園のはるかのムース、ニイクラファームのローリエのジェラート。
真ん丸なムースがプリプリで美味しそう。
中には、はるかの実が。
宮本果樹園は熊本県植木町にある柑橘類の果樹園。
ローリエのジェラートも良いアクセント。
ニイクラファームは東京都西東京市、田無にあるハーブを中心とした農園。
江戸時代から続く畑で、ハーブを中心に150~200種類の野菜を栽培している。
食後は濃いイタリアン・カフェ。
でもモンサントのキャンティ・クラッシコが美味しいので、もう一杯。
そしてそのあとには再びコーヒー。
ここはランチもディナーも、何時来ても満席。
皆さん、菊池シェフの料理がお好きなようだ。
大友ソムリエに見送られ、満腹満足で店をあとにする。
日本橋三越本店新館を出ると、夜風が心地良い。
お腹がいっぱいなので、少し散策することにする。
日本橋川に架かる常盤橋から、石造りの常磐橋を望む。
読みは同じ”トキワバシ”でも、漢字が違う。
常盤橋周辺も再開発が進んでいる。
「トウキョウ トーチ」が完成するまでは元気でいたいものだ。
彼女と過ごす日本橋の夜は素敵に更けていきました。