代官山のグランメゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』でちぃさんと過ごす素敵な午後の続き。
ヴィアンドは、仔牛フィレ肉のメダイヨン、そのジュソース、色々な茸のエチュベ”ボルドー風”を添えて。
仔牛のフィレ肉の焼き色が食欲を誘う。
茸のエチュベも美味い。
カボチャのピューレが添えられ、塩味のあるジュソースと甘いピューレが良いハーモニーを奏でている。
飲んでいるワインは、ドメーヌ・ルイ・ジャド、ペルナン・ヴェルジュレス、プルミエ・クリュ、アン・カラドゥ、クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール、2015年。
ピノ・ノワールらしい美しい光の像が浮かび上がる。
デセールは、モンブラン、ヴァニラのアイスクリームと共に。
モンブランはとても複雑な層になっている。
秋色のモンブランの頂上には、小さな金箔。
添えられているのは、ニンニクの醤油漬けではなく、栗。
お共は濃厚なコーヒー。
私のデセールを食べ終えると、甘いものが苦手なちぃさんが残した半分のモンブランも平らげる。
やはりスイーツは別腹。
ミニャルディーズは、ガトーショコラ、フルーツケーキ、トリュフチョコ。
今回の入砂シェフの料理も素晴らしかった。
色々お話をした後は、シェフと年末の記念撮影。
もちろん私の前に、ちぃさんも撮影。
先﨑支配人、原田マダム、入砂料理長が見送りに出てくれる。
年末の挨拶をし、満ち足りた思いで店をあとにする。
満腹なので代官山を散策することに。
旧山手通りから裏道を巡り、八幡通りに入る。
向かったお店は、『KASHIYAMA DAIKANYAMA』。
ところが、12月26日に営業を終了していた。
2022年3月に別の名前でリニューアルオープンするそうだ。
次に向かったのは、この細長い敷地に作られた施設。
ここは東急東横線の跡地に2015年に出来た、「ログロード代官山」。
スニーカーショップの前には大きなスニーカー。
私は小人になってしまった。
線路跡に五つの施設があり、一番大きな第一の建物が、『スプリング・ヴァレー・ブルワリー』。
ここでリセット・ビールを飲むことにする。
店内には至る所に醸造タンク。
ここはキリンビールの経営。
広い店内のテーブル席は満席。
私達はカウンター席に案内される。
目の前には多くのタップ。
色々飲みたいビールがあり一つに絞り切れないので、飲み較べセットを注文。
ちぃさんと乾杯。
飲み較べセットは三種類。
オン・ザ・クラウド:ホップのみずみずしい香りと爽やかさ。すっきり飲める小麦のビール。Alc.5.5%
豊潤496:きめ細やかなふわとろの泡と、口に広がる麦のうまみ。豊潤なのに、綺麗な後味。Alc.6.0%
ジャズベリー:ラズベリーの心地よい酸味と爽やかさ。本格派のフルーツビールタイプ。Alc.5.0%
ジャズベリーは美味しいが、甘味があるのでこの一杯飲めば充分。
小麦のビールは好きだが、オン・ザ・クラウドに較べると、豊潤の濃厚な旨みが際立つ。
サクッと飲むと、帰途に就くことにする。
店を出て建物を見返ると、二階にも醸造タンクが並んでいる。
代官山でちぃさんと過ごす、楽しい2021年最後のお出かけでした。