昨年11月末のこと、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。
今夜はシャンパーニュ・ディナーの予定。
地下から「新丸ビル」に入る。
ここには「丸ビル」のマルキューブのようなホールが無いので、クリスマスツリーも小さくて控えめ。
今年は3階のアトリウムで「ハリーポッター」と「ファンタスティックビースト」シリーズの紹介パネルが展示されている。
一階は天井が高く、重厚な雰囲気で好きだ。
でもクリスマスツリーはやはり小さい。
今夜のお店は、『エリックス バイ エリック・トロション』。
エリック・トロションはフランスの人間国宝と言えるM.O.F.(国家最優秀職人賞)を受賞している有名シェフ。
ここはそのエリック・トロションの料理を気軽に味わうことが出来るビストロ。
テーブル席とカウンター席があるが、カウンター席を予約しておいた。
目の前には壁一面を占めるワインセラー。
この奥に厨房がある。
まずはシャンパーニュ。
ガストン・シケ、ブリュット、アンソラン。
ガストン・シケは著名なレコルタン・マニピュラン。
アイ村などの三つの村に22haの畑を保有している。
カウンターの前面に照明があるので、逆光になって綺麗に撮影できないのは残念。
ブレンド比率は毎年変わるそうで、そのため”Insolent(アンソラン)=少し変わった、新奇の”と命名されている。
黒ぶどうの濃厚な味わい。
とてもキレのあるブリュットで美味い。
セパージュは毎年変わるが、平均的にはピノ・ムニエ60%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール10%。
ちぃさんと今夜最初の乾杯。
店の奥の窓からは、東京駅丸の内駅舎が見えるが、今はまだシェードが下りている。
ここはテーブルが小さいので、カウンターの方が広く使えて快適なのだ。
軽く炙った秋刀魚とトマト味のクスクス。
手前はトマトとオリーブのソース。
続いて前菜が届く。
里芋、舞茸、サーモン、キャビア。
里芋と舞茸のテリーヌ、フォン・ド・ヴォーのソース。
フランス語のメニューを見ると、里芋は”Taro”と書かれている。
サーモンの中にはクリームチーズ。
サーモンの上にはキャビア。
添えられているのはシャンピニオン・ソース。
ガストン・シケのアンソランを二杯飲んだ後は、次のシャンパーニュに切り替える。
注いでくれているのは、支配人の中島さん。
モーリス・ヴェッセル、ブリュット・レゼルヴ、ブジー、グラン・クリュ。
モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワールの聖地、ブジー村にあるグラン・クリュのシャンパーニュのみを生産するレコルタン・マニピュラン。
最近ブジー村のシャンパーニュ、グラン・クリュを飲むことが続いている。
先日は『グラン・メゾン オレノ』で、ザビエ・ルイ・ヴィトンのブジー、グラン・クリュを飲んだばかりだ。
新しいシャンパーニュで再び乾杯。
濃厚な果実味を持つ骨太のボディが素晴らしい。
セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。
バゲットが届く。
このバゲット、美味しいのでこれでもシャンパーニュが進んでしまう。
丸の内の『エリックス バイ エリック・トロション』でちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。