週末は、素敵なミュージカルをお家で楽しんだ。
アンドリュー・ロイド・ウェバーの「Love Never Dies」。
人気を博した彼のミュージカル、「Phantom of the Opera」の10年後を描いた続編。
このミュージカルの公開は、ともさんの記事で教えていただいた。
YouTubeの”The Show Must Go On !”でアンドリュー・ロイド・ウェバーの作品が、週末の48時間限定でコロナ・チャリティーとして無料公開されているのだ。
ともさんの記事はこちらから。
「オペラ座の怪人」はニューヨークで観たが、その続きがこんな展開だったとは、驚きのストーリーと結末。
そして美しい映像と素晴らしい歌唱力に魅了された二時間だった。
今まで公開されたのは、4月3日の「ヨセフと不思議なテクニカルカラー・ドリームコート」、4月10日の「ジーザス・クライスト=スーパースター」、4月17日の「オペラ座の怪人」そして4月24日の「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」。
今週末はアンドリュー・ロイド・ウェバーのどの作品に出合えるか楽しみだ。
(以上、写真はともさんの記事からお借りしました。)
二月のこと、彼女と六本木のフレンチで待ち合わせ。
東京ミッドタウン六本木に早目に着いたので、少し散策することにする。
芝生広場には、ミッドタウン・アイス・リンク。
外は寒いが、イルミネーションは美しい。
館内に戻り、ガレリアから今夜のお店があるガーデンテラスに向かう。
ガレリア一階のグリーンドッグには何時も可愛いワンちゃん達が集まっている。
レストランが入っているガーデンテラスの吹き抜け部には、銀の滝のデコレーション。
エスカレーターを乗り継ぎ、最上階の『フィリップ・ミル東京』に向かう。
ここはシャンパーニュ地方の中心、ランスにある二つ星シャトー、『レ・クレイエール』の総料理長、フィリップ・ミルが東京に開いたレストラン。
彼の創意あふれる料理とシャンパーニュのマリアージュを楽しむことが出来る。
レセプションでコートを預け、ウェイテイング・スペースを抜けてダイニングに進む。
今夜のテーブルも何時もと同じくダイニングの一番奥の窓際。
広いテラスに植えられたオリーブの樹が照明を当てられて美しく輝く。
エグゼクティブソムリエの椨さんがテーブルに現れ、ヴァン・ショーを持ってきてくれた。
寒い時期のホットワインは身体が温まって嬉しい。
赤ワインにカシスのリキュールと数種のスパイスが加えられ、レモンスライスが浮かべられている。
彼女も到着し席を立って迎え、ヴァン・ショーで乾杯。
プティサレは、オマール海老のクロケットとビーツのムース。
今夜のシャンパーニュは、カステルノー、ブリュット・レゼルヴ。
第一次世界大戦の英雄、カステルノー将軍の名前を冠したシャンパーニュ。
シャンパーニュの生産者協同組合のブランドで、加盟生産者は約750、傘下の畑は約900haという大手。
最初の一杯は温度が低く、爽やかな飲み口。
二杯目は少し温度が上がり、豊かな果実香が姿を現す。
果実味、熟成感も強く、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。
リザーヴワインを20%以上用い、瓶内熟成期間は6年ととても長い。
セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール20%。
タリアッテレに見立てたアオリイカのソテー、黒トリュフのビネグレット、茸と野菜を添えて。
帯状に切られたアオリイカのソテーがとても美味い。
アオリイカの下に敷かれた野菜は、人参とアーティチョーク。
白ワインは二人が好きなブルゴーニュの造り手。
クローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2012年。
ブルゴーニュで注目の女流醸造家で、自らのドメーヌを運営すると同時に、ブルゴーニュの大手ネゴシアン、ルモワスネの醸造長も務めている。
「やっぱりクローディのシャルドネは美味しいわね」と彼女。
「2012年VTでもまだまだ熟成のポテンシャルを持っているね。君が好きな造り手だから、買い足しておかなきゃね」と私。
クローディ・ジョバールのシャルドネは大好きで、2009年VTを6本、2011年VTを6本買ったが、セラーに残っているのはそれぞれのVTが1本ずつとなってしまった。
アオリイカのソテーともベストマッチ。
ダウンライトにかざすと、美しい光の像が現れた。
赤ワインだと火の鳥なのだが、白ワインなので氷の鳥と言えばよいのだろうか。
ここでバゲットがだされるのは珍しい。
皮はパリパリ、中はしっとり。
お供は無塩バター。
無くなるとすぐに新しいバターが届く。
シャンパーニュ、カステルノーとクローディのリュリーの並行飲み。
こんな飲み方も楽しい。
六本木のフレンチ、『フィリップ・ミル東京』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。