ちょっと以前、外出自粛要請のだいぶ前のこと、彼女と渋谷で待ち合わせ。
東急本店前を右折し、奥渋の神山商店街に向かう。
彼女がきっとこのお店、フォルトゥナに寄りたいと言うだろうと思い、待ち合わせ時間を早めに設定しておいた。
お店の前に来ると、「ねえ、ここにちょっと寄っていいかしら」と想定通りの反応。
「もちろん。時間があるから大丈夫だよ」と私。
ここはイタリア直輸入品のセレクトショップ。
今は冬物ラストバーゲンセールの真っ最中。
余裕をもって待ち合わせをしたつもりだったが、次々と試着をするので予約時間になってしまい、レストランに遅れると電話を入れる。
お買い物に満足した彼女と共に向かった先は、ニュージーランド料理とワインの名店、『ニュージー・プラットフォーム』。
ニュージーランド(以下、NZ)に魅せられて、とうとうNZ料理のお店を開いてしまった箸本祐治さんのお店。
これは食後に撮った店内の様子。
奥にはオールブラックスのユニフォームも。
何時も遅くまで満席で賑わっているが、寒い時期のためか、今夜は客の引きが早い。
ビルの一階がカフェ、二階が厨房、三階がダイニング、四階が化粧室とルーフバルコニーになっている。
壁にはNZの伝統工芸品がいっぱい飾られている。
最初はスパークリング・ワイン。
注目のプレミアム・ワイナリー、インヴィーヴォが南島最北端のマールボロで造る、スパークリング、ソーヴィニヨン・ブラン。
友人の檀原さんが代表を務めるワイン輸入会社、サザンクロスが取り扱うワインだ。
細やかな泡立ち。
ライムやグレープフルーツの香り。
酸とミネラルもしっかりとあり、爽やかかつエレガントなスパークリングだ。
ぶどうはソーヴィニヨン・ブラン100%。
ニュージーランド産ピュア・オイスターと、ガーリックトースト。
フレッシュ・オイスターが濃厚で美味い。
NZ産チーズたっぷりのチキンシーザーサラダ。
粉チーズでサラダが覆われている。
たっぷりなのはチーズだけでなく、サラダの量も多い。
二人の小皿に取り分けても、まだ半分以上残っている。
スパークリング・ワインが美味しく、立て続けに四杯を飲んでしまう。
当店自慢のフィッシュ&チップス。
たっぷりのフレンチフライ、そしてタルタルソースとトマトケチャップ。
ハインツのモルト・ヴィネガーはフィッシュ&チップスには欠かすことができない。
彼女はフィッシュ&チップスは油っこいと言って食べないのだが、ここのは美味しいとのこと。
衣はパリっとしていて、中の白身魚はふわふわジューシー。
奥渋のNZ料理の名店、『ニュージー・プラットフォーム』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。