北千住での、ちぃさん、茶目子さんとの楽しい第四回トライアングル会の続き。
『嵯峨野』を出て一行が向かったのは、立ち呑みの人気店、『ざわさん』。
開店少し前に着くと、既に店の前には何人かの常連客。
時間になると、半分下りたシャッターの下をくぐってどんどん店内へ。
私達も常連さん達に続いて入店し、カウンターの中央を確保。
開店後数分で店は満席となってしまった。
ちぃさんはレモンサワー、茶目子さんと私はホッピーで乾杯。
「店の名前を”ざわちん”と間違えるのよね」と茶目子さん。
「ユキさんは”ざわちん”といっても知らないわよ」とちぃさん。
ホッピーを飲むのは、確かこれで三回目。
「”ざわちん”は知っていますよ。目はメイクできるから、マスクをすると女性は綺麗に見えるのですよね。歯科衛生士さんには何度も恋しました」と私。
スモークサバの照り焼き(のようなもの)。
鱧の天麩羅も頼んだが、満員の客が一度に入場し同時に注文したので、なかなか出来上がらない。
するとお店の女性が、「ごめんなさい、これを食べて待ってくださいね」と嬉しい心遣い。
熱々の鱧の天麩羅が届いた。
塩で食べると、とても美味い。
『ざわさん』でサクッと飲みのあとは、茶目子さんが予約してくれているお店に向かう。
『北千住葡萄酒場』は、これで”キタセンジュ・ワイン・サカバ”と読む。
一階には厨房とカウンター席。
二階にはテーブル席。
早速スパークリング・ワインで乾杯。
飲んでいるワインは・・・、何なんだろう。
ワインのためのレバーパテ。
これはワインが進む。
スパークリング・ワインをあっという間に飲み干すと、白ワインで再び乾杯。
抜栓したボトルは、イタリア、シチリアのカンティーナ・マリリーナが造る、スケッタ、グレカニコ、2017年。
カンティーナ・マリリーナは、シラクーザに本拠地を置く家族経営の新しいワイナリー。
有機栽培されたグレカニコを12~14時間マセレーションした、オレンジワイン。
色合いはオレンジというより、とても濃い黄金色。
金木犀の香り、オレンジピールの苦みなど、複層的な味わいを持つ素晴らしい辛口。
丸ごと玉ねぎのロースト、ラクレットチーズのソース。
これも白ワインに合って美味い。
ムール貝のシェリー酒とハーブ蒸し。
このお店、ワインを楽しく飲める料理が揃っている。
赤ワインもボトルで注文。
オーストラリアの、南オーストラリア州、バロッサ・ヴァレーのファースト・ドロップ・ワインズが造る、マザ-ズ・ミルク、バロッサ・シラーズ、2017年。
グラス写真を撮影忘れ。
バロッサ・ヴァレーのシラーズは濃くて美味い。
カシス、プラム、ブラックベリー、ダークチェリー、そしてスミレや樽由来のヴェニラのニュアンス。
タンニンも強く、アルコール度数は14.5%と高い。
パンチのあるシラーズだ。
スペイン産赤豚肩ロースの香草ロースト、ジャポネソース。
うっすらとピンクの残る美味しそうな焼き色。
山葵で食べるとは、なかなか洒落ている。
スペインの赤豚は純粋デュロック種の豚で、美味いのだ。
二本目のワインを飲み干すと、河岸を変えることにする。
その前にお手洗い。
厨房の排気ダクトがトイレに接しているのだろうか、面白い張り紙が。
ちぃさん、茶目子さんと北千住で開催した、”第四回トライアングル会”の楽しい夜は続きます。