渋谷、円山町のユーロスペースで「マルリナの明日」を鑑賞した後は、茶目子さんが予約してくれたお店、『酒呑気 まるこ』に向かう。
ビルの奥にひっそりと佇むお店はわかりにくく、通り過ぎてしまった。
道の反対側に美味しそうな鉄板焼きのお店を見つけ、私が見に行ったので通り過ぎてしまったのだ。
場所はわかりにくくても、ここは人気店。
平日の早い時間なので何とか予約を取ることが出来たようだ。
まずは飲み物を選ぶ。
”なか”と”そと”を別々に選び、自分で混ぜて作るのが流儀とのこと。
”なか”は目の前に宝焼酎のボトルが二種類置かれている。
選んだのは、右側のボトル。
”そと”は目の前の冷水に浸かったボトルから選ぶ。
茶目子さんの”そと”はバイス。
私の”そと”は青リンゴ。
映画の感想を話し合いながら、乾杯。
宝焼酎は360ml入りなので、丁度四杯を作ることができる。
料理は茶目子さんにお任せ。
メニューが壁いっぱいに貼り出され、選ぶのに時間が掛かりそう。
お通しは、新玉葱のすりおろしスープ。
もろこしの唐揚げ。
甘辛い味付けが何とも美味い。
目鯛の炙り、炙りしめ鯖。
日本酒も充実している。
価格も良心的。
次回はゆっくり日本酒を飲みに来たいと思う。
酒の銘柄の上にAからDの記号が付けられている。
何なのかと思いメニューを裏返してみると、酒のタイプの表記だった。
小一時間飲んだ後は、『酒呑気 まるこ』を出て道玄坂へ。
向かった店は、台湾料理の老舗、『麗郷』。
茶目子さんにとっての想い出のお店であり、私にとっても子供の頃からよく来た懐かしいお店なのだ。
ここは10人以上でないと予約ができないが、お店の方が「早めの時間なら予約無しでも大丈夫ですよ」、とのことで訪問。
昔に較べるとお店は綺麗になったが、カウンター上にぶら下げられた腸詰は昔のまま。
この腸詰は台湾名物。
台湾で必ず買うお土産は、腸詰とカラスミなのだ。
ここに来たら必ず食べる、腸詰。
昔と変わらぬ美味しさ。
もう一つの定番メニュー、しじみのニンニク炒め。
飲み物は、紹興酒。
ぬる燗で出してもらう。
紹興酒で乾杯。
〆は、焼きビーフン。
台湾で買う新竹の米粉は美味いが、嵩が大きくスーツケースの場所を取るのが問題。
焼きビーフンにしじみの汁を掛けて食べると美味い。
『麗郷』で定番メニューを味わった後は、次のお店に向かうことにする。茶目子さんと過ごす渋谷の楽しい夜は続きます。