素敵な友人達とのワイン・ディナー会の続き。
マロニエゲートギンザ1の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』を出ると、一旦解散。
6人でワイン6本を飲んでいるが、飲み足りないメンバー三人で、もう少し飲むことにする。
三人とは、ちぃさん、mayuさん、そして私。
お二人をご案内したのは私の行きつけのバー、『シェイク』。
オーナーの古田土さんとは長いお付き合い。
彼が銀座資生堂のバー、『ファロ』のチーフバーテンダーだった頃からのお付き合いだ。
古田土さんは、バーテンダーコンクールで優勝経験もある有名な方。
華麗なシェーカー捌きには見とれてしまう。
そこで今月のカクテルをお願いする。
12月のテーマはミュージカル、アニー。
アニーをテーマにしたカクテルは、”エンジェル”。
シャンパーニュを使った、華やかなカクテルだ。
三人で乾杯。
三人とも左手でグラスを持っているところが、ブロガーたる所以。
古田土さんお手製のキッシュ。
古田土さんの料理はなかなかの腕前で、飲んだあとにここで〆のパスタを作ってもらうととても美味しい。
酔った勢いで、強いお酒も飲むことに。
アイランズ・モルトでは何が美味いか議論の末、スカイ島のタリスカーを選ぶ。
三人ともストレートで。
またまた左手でグラスを持っている。
以前、ここにタリスカーの30年をキープしていたことがある。
30年物になると強さの中にも上品な円やかさがでるが、アイランズを好きな人はタリスカーの10年やアードベックの10年の方が独特のヨード香が強烈で好みだと思う。
カウンター上に、厚岸と書かれた珍しいボトルが置かれている。
古田土さんに聞くと、厚岸蒸留所というところが出来たのだそうだ。
2013年に試験熟成を始め、設備建設後、2016年から蒸留を開始している。
商品のリリースは、2018年2月にノンピーテッドモルトを、そして8月にピーテッドモルトを発売している。
アルコール度数は、ノンピーテッドモルトが60%、ピーテッドモルトが58%と高い。
謳い文句は”アイラモルトのようなウイスキー”。
そこで飲んでみることにしたが、写真は撮影忘れ。
これは第二弾のピーテッドモルト。
バーボン樽で8~17か月熟成させたモルトをバッティングして造られている。
そして〆は、私がキープしている秘蔵のモルト。
ポート・エレン、セヴンス・エディション。
ポート・エレンはアイラ等にある伝説的蒸留所。
1983年に操業を停止してしまい、残ったモルトを毎年一樽ずつボトリングして販売している。
私は2ndエディションから買い始め、3rd、4th、5th、6th、7th、8th、9thまで購入したが、それ以降は価格がどんどん上がり、手が届かなくなった。
ネットで調べていただくとわかるが、今では1本40万円を超えている。
そんなポート・エレンの中でも一番美味しいと言われているのがこの7thエディション。
1979年に蒸留され、2007年にボトリングされている28年熟成物。
アルコール度数は53.8%。
他のボトルはどんどん飲み干してしまったが、これだけは大事に取ってある。
ポート・エレンで三人で乾杯。
至極の美味しさ、そして最高に贅沢なひと時。
ちぃさん、mayuさんと過ごす銀座の夜は素敵に更けていきました。