フランス旅行記はひと休み。
大手町の『ル・プーレ ブラッスリーうかい』で、ブログの友人達をお誘いしてシャンパーニュ・フリーフローの会をすることに。
土曜日と祝日のランチ限定で、シャンパーニュ・フリーフローのプランがあるのだ。
『ル・プーレ ブラッスリーうかい』があるのは、大手町パークビル。
大手町パークビルの皇居側にはホトリア広場と名付けられた緑の植栽がある。
小さな滝から流れ落ちる水が、広場内をせせらぎとなって流れている。
植栽の中に、赤い実を付けた樹を見付けた。
南天かと思って近づくと、葉の形が違う。
どうやらセンリョウだ。
このピンクの花は、シュウカイドウのようだ。
この緑の先に見えるのが今日のお店、『ル・プーレ ブラッスリーうかい』。
店の前にはテラス席もあるが、さすがに寒いので客の姿はない。
緑の鑑賞を終え、そろそろ入店することにしよう。
店内は満席。
予約時間まで10分ほどあるので、テーブルが空くまでカウンター席で待つことに。
一番奥にあるのは、チキンのロースター。
カウンターの上の棚にも、チキンの置物。
”Le Poulet”はフランス語でチキンの事。
そう、ここはロティサリーチキンのお店なのだ。
ぶら下がっているサンタも可愛い。
テーブルに案内され、席に着く。
天井のシャンデリアが線香花火のようで綺麗。
メンバー四人が揃い、乾杯。
今日のメンバーは、KEiさん、mayuさん、ピエールロゼさん、そして私。
飲んでいるシャンパーニュは、ピペ・エドシック、キュヴェ・ブリュット。
1785年創業の名門。
映画との結びつきが強く、”ザ・ムービー・シャンパーニュ”と呼ばれ、マリリン・モンローが愛飲したことや、カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュとしても有名。
米国への輸出が意識され、”パイパー”と呼ばれることが多いが、フランス語読みは”ピペ”。
久し振りに飲むピペ・エドシックは美味い。
マロラクティック発酵をさせていないので、活き活きとした酸味とフレッシュな果実味を持つ。
36ヶ月間熟成させ、デゴルジュマン後さらに6ヶ月寝かせてリリースされている。
セパージュは、ピノ・ノワール55~60%、ピノ・ムニエ25~30%、シャルドネ15~20%。
前菜は、プロシュット・クルードとピクルス。
薄くスライスされた生ハムがふわふわで美味しそう。
数種類の野菜のピクルス。
今日の男性は働き者。
プロシュット・クルードは私が取り分け、ピクルスはピエールロゼさんが取り分ける。
バゲットも届き、シャンパーニュと共に味わう。
ロティサリーチキン用のナイフは、初めて見るメーカー、ノントロンのもの。
ノントロンを調べてみると、フランスのカトラリーだった。
ノントロンはドルドーニュ県にあるコミューンで、刃物製造で有名な場所なのだそうだ。
店内には大きなワインセラーもある。
今回はシャンパーニュ・フリーフローの会だが、次回はセラーからボトルを選んでも楽しそうだ。
ハムとチーズがたっぷりと乗ったサラダも届く。
そして四人ともシャンパーニュをごくごくと飲み続ける。
皆さん、本当にお酒にお強い。
いよいよロティサリーチキンの登場。
撮影後、一度厨房に戻り、切り分けられて戻ってきた。
付け合わせは、ローストポテト。
薬味は四種類。
チキンのジュー・ソース。
シャンピニオン・ソース。
ハーブ入りマスタードは、エストラゴンだろうか。
そしてピスタチオの塩。
シャンピニオン・ソースの中には、マッシュルームとモリーユ茸。
ラ・プール、チキンの取り分けは私が担当。
美味しい脚肉は女性お二人に、そして男性二人は健康的な胸肉。
私達の飲むスピードが速いので、ソムリエのシャンパーニュの注ぎ方もだんだん大胆に量が多くなる。
結局四人で、五本近くを飲んでしまった。
グラスは何故か、シャルル・エドシックのもの。
シャルル・エドシックも好きなシャンパーニュだ。
デセールは、三人はアイスクリーム。
ピエールロゼさんはプリン。
たっぷりシャンパーニュを飲んだあとのアイスクリームは美味い。
〆はイリーのコーヒーで、ミニャルディーズも付いている。
でも、イリーはフランスではなく、イタリア、トリエステ発祥のコーヒーメーカーだ。
壁に掛けられた絵も面白い。
素敵なお店だが、こんなインテリアが気取らない暖かい雰囲気を醸し出している。
さて、たっぷりとシャンパーニュを飲んでほろ酔い機嫌の四人が向かったのは、・・・明日のお楽しみです。