ジムで汗を流していると、友人がやってきて、「帰りに軽く一杯やりましょう」とのお誘い。
折角身体を絞ったのにとも思ったが、冷えた生ビールの映像が脳裏に浮かび、「喜んでご一緒します」と答えてしまった。
友人が私ともう一人を連れて行ってくれたお店は、何と『日高屋』。
「えっ、ここってラーメン屋さんでしょ」と私。
「それがちょい飲みもできるんだよね」と友人。
まずは生ビールで乾杯。ジムで筋トレをみっちりやり、熱いシャワーを浴びた後の冷えたビールは最高。
普段は家でもレストランでもワインばかりでビールを飲むことのない私だが、今日ばかりはビールが旨い。
酒の肴は友人がどんどん頼んでくれる。
ビールに定番の枝豆。
メンマ。
これはラーメン屋さんらしい酒のアテ。
キムチ。
日本の居酒屋でキムチを置くようになったのは何時頃からなのだろう。
店のメニューにお新香は無いのに、キムチがあるのは不思議だ。
一杯目の生は瞬殺。
二杯目も美味い。
運動中も水分は充分に摂取したつもりだが、喉が渇いていたようだ。
友人達は、二杯目からはレモン酎ハイに切り替え。
とうもろこし香り揚げは丁度三個なのが嬉しい。
不思議な食べ物だが、これがなかなか美味い。
ちくわの磯部揚げ。
イカ揚げ。
これもビールが進む。
今日は軽く一杯のつもりだったが、生は三杯目に突入。
ジムで絞ったはずの身体が、どんどん緩んでいくのを感じる。
焼き餃子は二皿注文。
ラーメン屋に餃子は付き物だ。
さすがにビールでお腹がだぶだぶになってきたので、「冷えた吟醸酒を下さい」と注文。
すると、吟醸ロックというボトルと、氷がいっぱい入ったジョッキが運ばれてきた。
「アルコール度数が20度あるので、このジョッキに入れてロックで飲んで下さい」とのこと。
でも、水を入れていたコップを空にし、そこに注いでストレートで飲むことに。
〆は、酸辣きのこ湯麺。
この夏のお薦めメニューなのだそうだ。
三人で分けて丁度良い量。
これは美味い。
サクッと飲んで食べてお話しして、楽しい時間。
でも驚いたのはその価格。
一人当たりの値段が、よく行くフレンチ・レストランの一皿分よりも安い。
ジムの友人のお陰でできた、楽しい日高屋デヴューでした。