彼女と渋谷で待ち合わせ。
学生時代は渋谷は馴染みの街だったが、今ではほとんど行くことのない街になっている。
今回久し振りに渋谷を訪れた理由は、このお店、『タロス』。
珍しいサルデーニャ料理の専門店である。
お店は奥に広がり、思いのほか大きい。
私達が最初の客だったので無人の店内を撮影。
一時間もすると、驚いたことに完全に満席になってしまった。
私達の席は、奥の壁の前、丁度彼女の背中の上がワインの棚になっている。
隣の席は一番奥まったところにあり、このあとすぐ若い女性4人が来店。
最初はサルディーニャのスプマンテをグラスで。
ピエロ・マンチーニが造る、ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ、スプマンテ、ブリュット。
ガッルーラはサルディーニャ北東部の産地。
ピエロ・マンチーニはガッルーラ地域のぶどう畑の90%を所有する大手。
抜栓したてのボトルなので、泡立ちがとても良い。
グレープフルーツ、ライチ、そして洋梨の香り。
フルーティで爽やかな辛口のスパークリングだ。
からだが喜ぶ13種の長寿穀物とペコリーノチーズのサラダ。
見た目、サラダというより豆の盛り合わせ。
入っている13種の長寿穀物は、ひよこ豆、うずら豆、白いんげん豆、レンズ豆、そら豆、黒豆、小豆、大麦、赤米、黒米、黒ごま、キヌア、うるち粟。
二人に取り分けても、こんなに量がある。
最初のサラダでお腹がいっぱいになってしまいそうだ。
フォカッチャとパン。
無造作に籠に放り込まれた感じ。
白はボトルでオーダー。
離れた場所のアイスバケットに入れていたので、ボトルが空になってから撮影。
アッティリオ・コンティニが造る、エリバリア、ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ、2016年。
アッティリオ・コンティニは1898年創業の、評価の高いワイナリー。
グレープフルーツ、青い葉のハーブ、黄桃のニュアンス。
フレッシュな果実味と豊かなミネラル感。
アルコール度数は13.5%もあるので、結構酔いが回ってしまった。
愛媛県産鱧の冷製、枝豆のサルサ・ヴェルデ。
鱧は骨切り後、湯通しされている。
赤いのは、トマトのゼリー。
緑のは枝豆のサルサ・ヴェルデ。
ニンニクとアンチョビで風味付けされている。
取り分けは私の役目。
そこそこ綺麗に盛り付けができた。
とても美味い一品だ。
パスタは、タロス名物、新鮮貝類のフレーグラ。
この粒々はクスクスではなく、サルデーニャ特有のパスタ。
パスタより、アサリやハマグリの方が量が多い。
プチプチのフレーグラが美味い。
渋谷のサルデーニャ料理のお店、『タロス』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。