若い友人が遊びに来た時に持参してくれたお酒。
彼とは私のセラーのワインを飲んだので、手付かずで残っていたもの。
恐らく自分では決して買わない日本酒。
メジャーな酒蔵の酒であり、純米酒ではないので醸造用アルコールが使用されている。
でも興味を引くところもある。
京都伏見の酒なので、京都産米”京の輝き”で醸されている。
今まで飲んだことのない酒造好適米だ。
2014年に品種登録された新しい品種で、月桂冠は2016年3月にこの米を用いた大吟醸を新発売している。
”京の輝き”を100%用い、京都伏見の名水”伏水”で仕込まれている。
精米歩合は50%。
友人がこの酒を購入した理由は、杉の桝がおまけで付いていたこと。
キリリと引き締まった端麗辛口で、純米酒とは異なる良さもある。
それを桝で飲むとなかなか美味い。
日本中の家庭で桝で酒を飲むようにすると杉材の需要が増え、杉の下枝打ちも行われ、日本の里山が復活するのでは、などど考えながら飲むのも楽しい、今夜のお家日本酒でした。