フランス、ロワールのアンリ・ブルジョワが造る、サンセール、ル・ブルジョワーズ、2007年。
アンリ・ブルジョワは、サンセールで10代にわたりワインを造り続ける名門。
サンセールとプイイ・フュメに合わせて65haのぶどう畑を保有している。
彼女も私も大好きな造り手なのだ。
2007年のラ・ブルジョワーズは確か三本購入した。
二本は3年ほど前に飲んでしまったが、何故か1本セラーに残っていた。
他の二本を飲んでから3年、仕込みから8年の期間を経てどのように熟成しているのか楽しみだ。
でも香りに問題はなく、状態はとても良さそうだ。
半面にはラ・ブルジョワーズの名前と2007年のヴィンテージの刻印。
もう半面にはアンリ・ブルジョワの名前と、頭文字のH.B.の刻印が施されている。
弾力のある、上質のコルクだ。
三年前より色が濃くなっている気がする。
口に含むと、素晴らしい熟成感とミネラル感。
シレックス(火打石)土壌の畑で栽培された、樹齢50年以上の古木から収穫されたぶどうを用いているだけのことはある。
ソーヴィニヨン・ブランの甘い花の香りは控え目になり、強い熟成香と複雑なストラクチャーを持つ素晴らしいボディに成長している。
発酵後11か月の間シュール・リーで熟成させ、その後の熟成には新樽、1年樽、2年樽を三分の一ずつ使用している。
やはりアンリ・ブルジョワは美味い。
今夜も楽しいお家ワインでした。