羽田空港を飛び立って11時間余り、やっとフランクフルト空港に到着した。
到着はBターミナル。
乗り継ぎ便の出発は、向かい側に見えるCターミナル。
フランクフルト空港は複雑でわかりにくいと皆さんは言われるが、私はもう60回は来ているので迷うことは無い。
ターミナルはAからEまで分かれていているのでターミナル間を結ぶトラムが走っているが、BからCは歩いた方が早い。
ルフトハンザ航空機への乗り継ぎ時間が4時間ほどあるので、ラウンジで休憩することにする。
セネター・ラウンジは、いわばファーストクラスラウンジで、ANAで言えばスイートラウンジに相当する。
ちょうどこの時間はあまりフライトが無いようで、ラウンジ内はとても空いている。
薄暗い休憩室で仮眠を取っても良いが、搭乗まで3時間あまりの時間は中途半端で乗り過ごす恐れがある。
温かい料理、冷たい料理が揃っていて、美味しそう。
機内で食べてきているが、また食べたくなる。
ここで少し食べて、機内では寝ていくことにしよう。
ベックスとフランツィスカナー・ヴァイスビアの二種類の生ビールを飲むことができる。
折角ドイツに来たのだから、ヴァイスビアを選ぶ。
ヴァイスビアは、上面醗酵ビール(エール)の一種である。
原料は小麦(ヴァイツェン)。
泡立ちが良く、すっきりとした味わいのビールである。
新鮮な野菜が美味い。
何故かプロセッコが置いてあったので、試してみることにする。
日本では見ない銘柄。
飲んでみると、辛口の素敵なプロセッコ。
プロセッコは、イタリア、ヴェネト州で生産されるスプマンテで、使用するぶどうはプロセッコ。
ハム、ソーセージ、サラミ、チーズを小量皿に取り、ワインに合わせる。
ヴァン・ムスーは、フランスの泡のこと。
ブーヴ・ロゼ・エクスレンス。
メトード・トラデッショナルと書かれているので、シャンパーニュ製法で造られた本格的なスパークリングということだ。
ちょっとお腹に入れることにする。
選んだのは、トルティーヤ。
何故ドイツでメキシコのトルティーヤ、とも思ったが、美味しそうだったので思わず手が出たのだ。
これも良く考えると、イタリアのスープだ。
イタリアとフランスのワインを飲み、メキシコとイタリアの料理を食べたことになる。
でも、ドイツのビールも飲み、ドイツのハム・ソーセージを食べたので良しとしよう。
では、今度はルフトハンザ便に搭乗です。