銀座のブルガリで開催されたジェロボームのクリスマス・パーティの続き。
シャンパーニュの次は、サンセール。
ドメーヌ・フアシエ、サンセール・レ・グラン・シャン、2012年。
ミネラルと酸のバランスが良く、美味い。
続いて、ドメーヌ・ルイ・ミシェル、シャブリ、2012年。
そう言えば、ルイ・ミシェルの当主とは数年前にお会いしたことがある。
奥のテーブルには、24種類の白、赤、ロゼワインが並ぶ。
リストから好きなワインを選び、グラスに注いでもらう。
彼女がサンセールと言うと、私が二つのグラスを持って注いでもらいに行き、二人の席に持ち帰る。
食べ物はトレーに乗せて来客の間を巡ってくる。
まだ酔っていないのに、写真がボケてしまった。
これはリンゴを包んだプロシュート。
美味しいので、三個連続でもらって食べてしまう。
次の白は、ヒューゲル・エ・フィスのリースリング、ジュビリー、2008年。
私はこのワインをジェロボームの”英語でワイン”の会で飲んで以来、すっかり好きになってしまった。
リースリングの次は、同じ造り手のピノ・グリ、ジュビリー、2008年。
そしてコート・デュ・ローヌのシャトー・ド・ボーカステルのクードレ・ド・ボーカステル・ブラン、2012年。
最初の赤は、ブルゴーニュのドメーヌ・ユベール・ヴェルドローのヴォルネイ、2012年。
続いて、同じ造り手のポマール、2011年。
ワインをブルゴーニュからボルドーに変える。
ペサック・レオニャン、シャトー・ボロス・シャルム、2011年。
手に持ったリストを見ながら、彼女と次に何を飲むか相談する。
そして私が両手にグラスを持って席を立ち、ワインを持ち帰る。
今夜のメインともいえるワイン、コート・デュ・ローヌのシャトー・ド・ボーカステル・ルージュ、2010年。
これは美味い。
他のワインは何本でも抜栓しているが、さすがにこれは数量限定品。
彼女も、「これ美味しい。もっと飲みたいけど無理みたいね」。
この声が届いたのか、ジェロボームの方がボトルを持って私たちのところへ。
「もう少しいかがですか」
結局、三杯も飲んでしまった。
このショート・パスタ、ゴルゴンゾーラ・ソースが効いてとても美味い。
私はお代わりして二皿を完食。
チーズのリゾットには、コート・ド・プロヴァンスのジョリー・ピット&ペランのミラヴェル、ロゼ、2013年。
爽やかな辛口のロゼは、濃いボーカステルの後に飲むとかえって新鮮に感じる。
今夜はシャンパーニュを含めて25種類のワインが用意されているが、その内13種類、17杯を飲んでしまった。
彼女もさすがに今夜は酔っている。
これも美味しいのでお代わり。
会場は時間と共に賑やかに。
皆さんグラス片手に、友人を見付けては歓談している。
それにしても欧米人はお酒に強い。
話しをしながら飲んでいるが、次々皿を取って食べているのは私達だけ。
ホッホッホォ~と声がするのでそちらを見ると、サンタがやってきた。
会場中に大きな拍手が沸く。
隣で司会を務めるのは、友人のサリー。
とても素敵で陽気なオーストラリア人である。
参加者は入場時に壺に名刺を入れることになっている。
その中から、今夜の幸運な当選者をサンタが選ぶのだ。
でも、今夜も私たちはハズレ。
当選者が次々とワインをプレゼントされるのを、羨ましそうに眺める。
「今年も当たらなかったね」とは彼女の弁。
さて、デセールを食べて今年のクリスマス・パーティを締めくくろう。
彼女と過ごす、銀座ブルガリで開かれた、楽しいジェロボームのパーティでした。