昨年の11月にアクロンを訪問した時にも、彼がアクロンにある『ワサビ』に連れて行ってくれたが、今度はそのクリーヴランド店。
外は普通の郊外型レストランだが、エントランスを入ると緋鯉が泳ぐ池がある。
アクロン店は外には鳥居があるものの、店の中はどう見ても中国の内装だったが、クリーヴランド店は和の装い。
でもテーブルに着くと、内装は和のテーストからはかけ離れていた。
この壁の向こう側には、鉄板焼きコーナーがあり、こちら側は和食コーナー。
ワイン・セラーにはワインがぎっしり。
でも、明かりが強く、ワインの品質に悪影響を与えないか心配。
好きなワイナリーの製品があった。
ワシントン州のシャトー・サン・ミッシェル、コロンビア・ヴァレー、シャルドネ、2012年。
シャトー・サン・ミッシェルは、今ではワシントン州を代表するワイナリーとなっている。
カリフォルニア、オレゴン、そしてワシントンと良い産地はどんどん北に移動している。
最近はワシントン州、特にコロンビア・ヴァレーのワインを飲むことが多くなった。
このシャルドネ、冷涼な気候の地で生産されているが、非常にしっかりとしたボディの中に、フルーティーな香りも有している。
シャトー・サン・ミッシェルはサステナブル農法を用い、広大な畑でぶどうを栽培している。
今日も美味いワインに出会えて幸せ。
ここの料理は、日本の和風居酒屋とほとんど同じメニューを揃えている。
まずは、もずく酢。
長旅で疲れているので、酢の物がありがたい。
何だかクリーヴランドに居るのを忘れてしまいそう。
懐かしい味だが、お値段は日本より高めなのは仕方がないところ。
でも考えてみると、日本ではイタリアンやフレンチばかりで、和食で外食することはほとんど無いので、懐かしいと言うのは錯覚。
熱々に揚げられた豆腐がなかなか美味。
結構これがシャルドネに合う。
まずは握り鮨。
蛸やイクラも日本で食べるのと全く同じ。
海苔を内側に入れた巻物があるのは、ブラックペーパーのような海苔を嫌うアメリカ人向け。
クリーヴランドの和食店、『ワサビ』での、楽しい会食でした。