店の名前は、『ワイン・アット・ホーム』。
以前から他のイタリアンに行く道すがら、気になっていたお店である。
スクムヴィット通りから見る店内は、とてもスタイリッシュ。
次回の為にと外から写真を撮っていると、歩いてきた素敵な女性が私に微笑み、撮り終えるまで止まって待ってくれた。
彼女に礼を言うと、再び笑顔を返し、何とその足で店に入っていったのだ。
こんな素敵な女性が一人で入れるなら安全な店に違いないと思い、付いていくように店内に歩を進めた。
そしてわかったことは、その女性がこのお店、『ワイン・アット・ホーム』のオーナー、ヌンチャパットさんだったのだ。
思わぬ偶然の出会いに、二人とも大笑いで写真をパチリ。
店の中には、大きなウォークイン・セラーがある。
その中から選んだ白は、オーストラリアのミルストーン・シャルドネ、2012年。
日本には輸入されていないようで、オーストラリアのサイトも調べてみたが、わかったのはネットでの販売価格程度。
オーストラリアのネット価格と比較すると、関税の高いタイの、しかもレストラン価格としてはとても良心的。
フルーティな香りがふわりと漂う。
口に含むと、果実味は控えめで、オーク・バニラの微かな香り。
強めに冷やしているせいもあってか、かなりドライ。
暑い外から入店したため、冷えたシャルドネを喉越しで飲んでしまう。
熟成の進んだブリーの上には、干無花果。
簡単な料理ではあるが、美味い。
名前はイタリア語だが、今ではアメリカの定番。
次に選んだ赤ワインと料理のご紹介は、また明日。