アジア最大とのこと。
そこに、ロンドンから美味い中華料理の店が進出してきたとのことで、早速友人に連れて行ってもらう。
漢字名は『四季酒家』かと思ったが、『文興酒家』と書かれている。
ショーウインドウには、ロースト・ダックがずらりと並んでいる。
そう、ここはロースト・ダックの名店なのだ。
さすがロンドンから来ただけあって、インテリアも洗練されている。
冷えたビアシンが、火照った身体に沁みわたる。
考えてみると、毎晩食べている気がする。
これは極めて美味。
だが、見た目以上に辛い。
ソースが絶妙。
バンコクでは白を飲むことが多かったが、今夜は肉料理が中心なので、赤を選んだ。
オーストラリアのサニー・クリフが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、2008年。
サニー・クリフはヴィクトリア州にあるワイナリーで、コスパ抜群の良質のワインを生産している。
大地の恵みを感じさせる、果実の凝縮感の強いボディを持っている。
少し冷やし過ぎだったので、最初はタンニンの強さのみが前面に出ていたが、温まってくるにつれ、豊かな果実味と香りが出てきた。
とても美味いが、量が半端ではない。
これは驚きの美味。
どの皿をとっても素晴らしく美味しく、洗練された味わいをしている。
素敵な中華に出会えた、楽しいバンコクの夜でした。