コルカタへ、列車の旅 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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コルカタへの戻りは、列車を利用した。


駅は、何時も人で溢れかえっている。


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目的のホームまでは、勾配のきつい階段を上ったり下りたりで、重いスーツケースを持ってはとても移動できない。


そこでポーターを雇うことにしたが、とにかく足が速く、小走りでついて行かないと、荷物とはぐれてしまう。










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インドの列車は非常に長い。


連結された多くの車両には、乗客が溢れている。


飛行機だと4,500ルピー掛かるが、列車だと特等でも450ルピーしか掛からないのだ。


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列車の到着時間はとっくに過ぎているが、護衛に乗り込む兵士が集まってきたので、到着が近いことがわかる。


今年はまだ無いが、列車が襲撃されることがあるので、軍の護衛を乗せて走るのだ。


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いよいよ特急列車が到着した。


特等車を見つけ、ポーターと共に急いで乗りこむ。


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列車は常に満席。


急いで乗り込まないと、荷物を置く場所が無くなってしまうのだ。


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列車の中では、多くの物売りが行き交う。


この人は、文房具を売りにきたが、何人もの人が物差しやハサミや櫛を購入するのには驚いた。


何も列車の中で買わなくても、と思うのだが。


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コルカタに着くと、友人宅に急ぐ。


夕食に招待されているのだ。


食事は省略して、飲んだワインのみご紹介。


これは、三日前にも詳しく紹介した、スーラのブリュット・メソッド・シャンプノワーズ。


切れの良い素晴らしいスパークリングである。




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続いて、同じくスーラ・ヴィンヤーズが造る、カベルネ・シラーズ、2011年。


これはスーラの最も一般的なシリーズの一つだが、とてもレベルが高く、気軽に楽しめる良質のワインである。











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さらにもう一本飲んでしまう。


レッド・ジンファンデル、2011年。


ジンファンデルは、カリフォルニアで多く生産されている品種。


以前はカリフォルニア原産と言われていたが、今ではクロアチア地方のぶどう品種が起源で、イタリアのプリミティーボと親戚であることが判明している。


カリフォルニアでは、ジンファンデルから造られるブラッシュ・ワインをホワイト・ジンファンデルと呼び、赤は単にジンファンデルと呼んでいるが、スーラはわざわざ赤をレッド・ジンファンデルと名付けている。


さて、そろそろ深夜便でバンコクに飛び立つため、空港に移動する時間だ。


バンコクでの朝は、また明日。