渋谷ヒカリエ、東急シアター・オーブ、こけら落とし公演 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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『渋谷ヒカリエ』に、日本国内最大のミュージカル専用劇場、『東急シアター・オーブ』が開場した。


ヒカリエの11Fから16Fに造られた劇場には1,972の座席数と、本格的なオーケストラ・ボックス、音響設備、舞台装置を備えている。


そのこけら落とし公演の初日の良い席を劇場関係者にアレンジしてもらったのだ。


最初の舞台を飾るのは、ブロードウェイから来た不朽の名作、「ウエストサイド・ストーリー」。


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『シアター・オーブ』のロビーに到着すると、雨模様の西の空に不思議な景色が出現した。


雲に乗った、黄金の天守閣のように見える。


写真に収めたら、すぐに消えてしまった。


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開場記念のテープ・カットは、ジョージ・チャキリスさんと大竹しのぶさん。


ロビー入口では、招待客の記念撮影が行われていた。


女優さんやモデルさん、俳優や歌手の皆さんが次々現れ、と報道陣のカメラの前でポーズをとっている。


見ていたかったが、開演前に少しお腹に入れておきたかったので、後ろ髪を引かれる思いでその場をあとにする。


前方の席に着席してみると、熊川哲也さん、谷村新司さん、そして森善朗さんの顔が見える。


美しく着飾った女性も多いが、残念ながら私には誰なのかわからない。


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席数が多いだけあって、劇場入り口には、人波が押し寄せている。




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確かに、ミュージカル専用劇場としてはとても広いが、客席とステージ間の距離は一番遠くても30mに抑えられているのだそうだ。


オーケストラ・ボックスのスペースも充分に取られている。


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公演終了後は、『ザ・シアター』で軽い夜食をとる。






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まずは、スプマンテで乾杯。


彼女は拍手をし過ぎて疲れてしまい、喉も乾いてしまったそうなのだ。


私も拍手と興奮のためか、身体が暑い。


それほど素晴らしい公演だった。


実は、サンドイッチとワインの小瓶二本を持ち込み、開演前にロビーで食べていたので、お腹はそれほど空いていない。



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そこで、軽いメニューを選択した。


揚げたトリッパとクレソンのサラダ。



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チーズの下には、こんなトリッパが隠れていた.


「芋虫みたいだね」と言うと、彼女に思いっきり嫌な顔をされた。


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強めに冷やしておいてもらった白を抜栓する。


オーストラリアの、ローガン・ワインズが生産する、ウィマーラ、ピノ・グリ、2011年。


ウィマーラとは、先住民アボリジニの言葉で、”絶景”を意味するのだそうだ。










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とてもフレッシュで、甘い果実の香りと活き活きとした酸を持つ、素敵な白。


ピノ・グリは好きな品種なのだ。














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ムール貝の香草焼き。


ピノ・グリに良く合う。




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季節野菜のバーニャカウダ。


どの野菜を食べたのか、残ったのは彼女の分か私の分か、などと話しながら食べるのも楽しい。


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今夜は、アンチョビではなく、ゴルゴンゾーラのソースを選んだ。




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あまりお腹は空いていないと言いながら、ワインを飲んでいるとついつい食べてしまう。


〆は、フォアグラのソテー。


カリフォルニアで食べられなくなると、関係ないとは思いながらも注文してしまう。


素晴らしいこけら落とし公演と、素敵な夜食を楽しんだ夜でした。