紀尾井ホールでの素敵なコンサートとサバティーニ六本木 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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彼女と、紀尾井ホールで開催されたピアノ・コンサートを聴きに行った。





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実はこのコンサート、新日鉄が行う文化活動、新日鉄音楽賞の受賞記念コンサートなのだ。


新日鉄コンサートには、この紀尾井ホールが出来るずっと以前、日比谷公会堂で開催されていた頃から度々参加している。










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第22回の受賞者は、素晴らしい。


フレッシュ・アーティスト賞は、ピアニストの萩原麻未さん。


そして特別賞は、同じくピアニストの室井摩耶子さん。


フレッシュ・アーティスト賞は、将来を期待される優れたアーティストに贈られる賞。


特別賞は、クラシック音楽をベースにした活動を行っている個人を対象とした賞で、演奏家に限定せず、音楽文化の発展に大きな貢献を果たした人に贈られている。


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選考委員の一人、音楽ジャーナリストの富永壮彦から選考理由の説明が行われる。



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萩原麻未さんの受賞記念の挨拶。


お話は、とても控えめでちょっとはにかみ屋さん。


ところが、このあとに行われた記念演奏は力強く、難しい曲目を素晴らしい感情を込めて弾き、ホール全体を強い感動で包み込んでしまった。


久し振りに震えを覚える、そんな演奏に感激。






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室井摩耶子さんは、91歳で現役の、日本を代表するピアニスト。


そのトークは絶妙で、作曲家の独特の”言語”をどのようにピアノで表現するかをテンポ良く聞かせてくれる。


そして演奏はますます円熟みを増し、聴く者を室井ワールドに惹き込んでしまう。







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コンサートのあとは、空いたお腹を抱え、六本木へ車を飛ばす。


サバティーニに電話を入れ、席を確保した。


今夜も美しい生花が、二人を迎えてくれる。












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外は暑い。


早速冷えた白ワインで乾杯。


マルケ州のサンタ・バルバラが造る、レ・ヴァリエ、ヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イェージ・クラシコ、2010年。


サンタ・バルバラは、1984年に銀行家、ステファノ・アントヌッチが設立したワイナリー。


オーナー兼エノロゴとしての彼の活躍により、評価の高いワイナリーに成長した。


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ぶどうは、マルケ州の地ぶどう、ヴェルデッキオ。


濃いめの黄金色。


爽やかで、酸とミネラルのバランスも良い素敵な白。


レ・ヴェリエという単一畑のぶどうを用いた、高品質のヴェルデッキオである。










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お決まりの、フォアグラとレバーのブルスケッタ。


頼んだ料理が出てくるまでの、空いたお腹へのご褒美。


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海鮮サラダ。


海老、烏賊、蛸、白身魚、・・・サラダと言うより海の幸の盛り合わせ。


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ムール貝とアサリ。


白ワインに良く合って美味い。



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私のパスタは、ゴルゴンゾーラソースのペンネ。


ペンネには強いソースが良く合う。


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彼女のパスタは、オマール海老のポモドールソース。


大きなオマール海老が半身丸々入っている。


素敵なピアノ演奏に素敵な食事とワイン、そして素敵な彼女と過ごす、嬉しい夜でした。