バンコクに住んでいる日本人に、バンコク料理を食べに行こうと言うのは酷なこと。
そこで、日本料理店、『吉左右(きっそう)』に行くことにした。
日本では、ビールで乾杯はほとんどしない。
何時も、シャンパーニュかスパークリングなのだが、暑いバンコクでは”取り敢えずビール”も美味い。
最初は、冷奴。
これはなかなか美味。
小さなタコを丁寧に調理してあり、これも美味い。
ちょっと味が濃いが、許容範囲。
幾つかのワインをキャンペーン中というのでそれを頼んだが、品切れ。
そこで、同じピノ・グリージョのワインを出してもらう。
ヴェネト州のリッフというワイナリ-が造る、ピノ・グリージョ、2009年。
このワインは、日本では見たことが無い。
ネットで調べてみると、アメリカでは売られていた。
ふわっとしたフルーツ香を持ち、果実味豊かなワイン。
キリリと冷やして飲むと、和食にもとても合って美味い。
バンコクに居ることを忘れてしまいそう。
結構これがワインに合うのだ。
とても美味しいのには驚いた。
食後は宿泊ホテル、『ウエスティン・グランデ・スクンヴィット』のバーでナイト・キャップ。
昼はコーヒー・ハウスなのだが、夜になると雰囲気が一転している。
バーのステージでは、二人のシンガーが懐かしい名曲の数々を歌っている。
暑いバンコクでは、テキーラ・ベースのカクテルをフローズンで飲むのが好きだ。
私たちの席では、「こんばんは」と日本語で挨拶されて驚いた。
英語の発音を聞くと、フィリピン人の歌手のようだ。
アイラ・モルトが好きなのだ。
友人と過ごす、バンコクの楽しい夜でした。