九段にある『イタリア文化会館』で開かれた、ヤマザキ・マリさんのトーク・ショーに参加した。
千鳥ケ淵の桜は終わり、新緑も濃さを増している。
とても斬新なデザインである。
前回は、塩野七生さんの講演会で来たことを思い出す。
イタリア映画の上映会にも何回か来ている。
イタリア文化の発信基地であり、イタリア語やラテン語、イタリアのオペラや食文化を学ぶこともできる。
とてもアートな世界。
階段を一段降りる毎に、イタリア文化の中に入り込むような高揚感を覚える。
ヤマザキ・マリさん原作の「テルマエ・ロマエ」の映画が封切された翌日とあって、会場は熱気に包まれている。
とても話しの歯切れが良く、どんどん話しに引き込まれていく。
彫刻の図柄とは言え、男性器がそのまま描かれており、物議を醸したそうだ。
とても明るく話されるが、想像を超える壮絶さに驚く。
でも、息子愛の強い姑の存在にはかなり苦労されたようで、漫画にもこんな怖い顔で描かれている。
もうすぐ最終回を迎えるのは寂しいが、ローマ時代の話しはまた書かれると聞き、嬉しくなる。
映画の主人公の阿部さんについてのお話しも楽しい。
ヤマザキ・マリさん、素敵で勇気付けられるお話しを、ありがとうございました。