その忙しい時間を縫って、プティ観光。
そんな時には、このオープントップ観光バスが便利。
市内に幾つか停留所があり、一人20元で一日中乗り降り自由なのだ。
20分間隔で運行されているので、降りる時に時間を確認し、次に乗る大体の時間を決めておけば便利。
タクシーで移動しても良いが、中国語が出来ないと筆談で運転手に行き先を教えなければならず、なかなか面倒なのだ。
このバスに乗れば日本語を含む五カ国語での案内もあり、それに、何と言っても安くて安全。
路を歩きながら見る歴史的建造物群も良いが、二階建のバスから見る景色も楽しい。
浦東地区には、新しいビルが次々と建設され、来るたびにビルの数が増えている。
左の建物は、小籠包の名店、南翔饅頭店。
今日も順番待ちの長い列が出来ている。
人気の撮影スポット。
何度行っても、新しい路や小さな東屋に出会う。
その瓦をたどって行くと、龍の頭に行きつく。
園内には幾つもの池や築山が連なり、狭い敷地にもかかわらず、広大な遠近感を演出している。
上海の中に生まれた、現代の租界。
北里の真ん中にある噴水の前のレストラン、『ファウンテン(豊泉』のテラスに席をとり、疲れた脚を癒す。
疲れを癒すには甘いものが一番なのだそうだ。
隣の私にまで香ばしい香りが漂う。
そして私を癒してくれるのは、彼女の存在に加え、この白ワイン。
カリフォルニア、ベリンジャーのシャルドネ。
強めに冷やされた濃厚なボデイが、胃の中に浸み渡る。
彼女と過ごす、晴れた11月末の上海でのひとときでした。