彼女も美味しいと言ってくれたが、やはり最後の朝はちょっと良いところに連れて行きたくなった。
そこで出かけたのが、『ザ・ポートマン・リッツ・カールトン』。
ホテルの正面玄関を入ると、素敵な生花が迎えてくれる・・・のだが、朝は掃除で忙しそう。
パンのコーナーには、あまりに多くの種類が並べられているので、何を選べばよいのか迷ってしまう。
ここのドレッシングはとても好きだ。
中華、和食もあるが、ここではウエスタンが中心。
彼女が、「どうすればそんなに綺麗に盛れるの?」と聞くけど、私から見れば、どうすればそんなに雑に盛れるのか、彼女の皿を見て何時も不思議に思う。
オムレツは、チーズたっぷりと、オニオン、マッシュルーム、パプリカ。
その横に乗っているのは、蜂の巣。
フレッシュな蜂蜜は私の好物。
きっとプロポリスも入っていると信じている。
飲み物は、フレッシュ・グレープフルーツ・ジュースとコーヒー。
これは禁断の美味。
気が付くと、レストランは静かになっていた。
あれ、店の真ん中に鎮座しているのは、招き猫。
そう言えば、上海には至る所に招き猫が置かれている。
でも、この猫は両手を挙げている。
店の人に珍しいと話すと、手を伸ばして片手を下してしまった。
そうなのです、手が動くのです。
『ザ・ポートマス・リッツ・カールトン』での楽しい朝食でした。