今夜のワイン、モートンズ、シカゴ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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米国最後の夜は、シカゴでステーキハウスを満喫。


選んだ店は、大好きな『モートンズ』。


昼過ぎに予約の電話を入れたが、一番早く取れるテーブルは20時30分とのこと。


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まあ何とかなるさと、20時に店を訪れた。


すると、満席はもちろん、ウェイティング・バーにまでテーブル待ちの人が溢れている。


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そこで、白ワインを飲みながらテーブルが空くのを待つことにする。


選んだワインは、フェッラーリ・カラーノ、トレ・テッレ、ルシアン・リヴァー・ヴァレー、シャルドネ、2008年。


フェッラーリ・カラーノは、名の通ったワイナリーで、その建物はとても美しいと言われている。


でも、私にとっては初めて飲む銘柄。





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カリフォルニアのシャルドネらしく、濃い黄金色。


豊穣な果実味を持つ、素晴らしいボディ。


決してアルコール感は強くないが、実際には14.2%もある。


美味いが、何も食べずに飲んでいると酔ってしまいそう。








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ワインをボトル半分飲んだところでテーブルが取れた。


このパンが名物。


美味いので、ついつい食べ過ぎてしまう。


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まずはフレッシュ・オイスター。


ホースラディッシュで食べても、レモンで食べても美味。


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海老のカクテル。


大きなプリプリの海老が食欲を誘う。



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ステーキの前に、赤ワインを抜栓する。


大好きなカリフォルニアのワイナリー、リッジのジンファンデルを選ぶ。


リッジは、レーヴェンスウッド、ローゼンブルムと並び、ジンファンデルの三大Rのひとつ。


そして今夜のワインは、そのリッジのラインナップの中でも評価の高い、リットン・スプリングス、ドライ・クリーク・ヴァレー、2009年。




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ソノマのドライ・クリーク・ヴァレーとアレキサンダー・ヴァレーにまたがるリットン・スプリングス・エリアにリッジが自家所有する畑が、リットン・スプリングス・ヴィンヤード。


ジンファンデルの栽培に最も適した地域の一つと言われている。










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非常に濃い赤紫色。


ふくよかな香りを持ち、良質のジンファンデル特有の重さを持つ。


素晴らしいボディだが、実はジンファンデル100%ではない。


ジンファンデルが71%に対し、プティ・シラー23%、カリニャン6%がブレンドされている。


このセパージュが、より洗練されたボディ造りに貢献しているようだ。



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ステーキのお供は、オニオン・リング。





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そしてアスパラガス。


煮詰めたバルサミコ・ソースが美味い。



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ステーキは、骨付きのプライム・リブ。


これは24オンス位はありそうだ。



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もちろんレアー。


脂身のない柔らかな赤味が最高。


大好きなシカゴで過ごす、素敵で楽しい夜でした。