選んだ店は、大好きな『モートンズ』。
昼過ぎに予約の電話を入れたが、一番早く取れるテーブルは20時30分とのこと。
すると、満席はもちろん、ウェイティング・バーにまでテーブル待ちの人が溢れている。
そこで、白ワインを飲みながらテーブルが空くのを待つことにする。
選んだワインは、フェッラーリ・カラーノ、トレ・テッレ、ルシアン・リヴァー・ヴァレー、シャルドネ、2008年。
フェッラーリ・カラーノは、名の通ったワイナリーで、その建物はとても美しいと言われている。
でも、私にとっては初めて飲む銘柄。
豊穣な果実味を持つ、素晴らしいボディ。
決してアルコール感は強くないが、実際には14.2%もある。
美味いが、何も食べずに飲んでいると酔ってしまいそう。
このパンが名物。
美味いので、ついつい食べ過ぎてしまう。
ホースラディッシュで食べても、レモンで食べても美味。
大きなプリプリの海老が食欲を誘う。
大好きなカリフォルニアのワイナリー、リッジのジンファンデルを選ぶ。
リッジは、レーヴェンスウッド、ローゼンブルムと並び、ジンファンデルの三大Rのひとつ。
そして今夜のワインは、そのリッジのラインナップの中でも評価の高い、リットン・スプリングス、ドライ・クリーク・ヴァレー、2009年。
ソノマのドライ・クリーク・ヴァレーとアレキサンダー・ヴァレーにまたがるリットン・スプリングス・エリアにリッジが自家所有する畑が、リットン・スプリングス・ヴィンヤード。
ジンファンデルの栽培に最も適した地域の一つと言われている。
ふくよかな香りを持ち、良質のジンファンデル特有の重さを持つ。
素晴らしいボディだが、実はジンファンデル100%ではない。
ジンファンデルが71%に対し、プティ・シラー23%、カリニャン6%がブレンドされている。
このセパージュが、より洗練されたボディ造りに貢献しているようだ。
煮詰めたバルサミコ・ソースが美味い。
これは24オンス位はありそうだ。
脂身のない柔らかな赤味が最高。
大好きなシカゴで過ごす、素敵で楽しい夜でした。