グレッグ・ノーマン、シラーズ・リザーヴ | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜のワインは、グレッグ・ノーマン・エステーツのフラッグ・シップ、シラーズ・リザーヴ、2002年。


ワインは素敵な恋の道しるべ-201004111249000.jpg オーストラリアが誇るプロ・ゴルファー、シャークの愛称で知られるグレッグ・ノーマンが生産するワインである。


エチケットには、彼のトレードマークのシャークが描かれている。


彼はワイン造りに並々ならぬ情熱を注ぎ込んでおり、高品質のワイン生産者として知られている。


以前にも紹介したが、グレッグ・ノーマン・エステーツは、シャルドネ、カベルネ・メルロー、シラーズ、スパークリングを生産しており、その頂点に君臨するのがこのシラーズ・リザーヴである。





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グラスに注ぐと色合いは極めて濃く、ダークチェリーの感じ。


香りはプラムのような甘さと、樽の香りが半ばする。


口当たりは極めてスムースだが、濃く強く、そしてすっきりとした後味を持つ洗練されたシラ-ズ。


まだ8年しか経っていないが、澱は結構多い。


グレッグ・ノーマンは大好きだったプロ・ゴルファー。


あんなに強いのに、どこかしら気の良い優しさを感じる。


まるで、クロコダイル・ダンディ。


その優しさがぶどうに向けられるとき、こんなに凄いワインが生まれるのか。


グレッグ・ノーマン・エステーツ。


毎年のリリース・ワインを必ずセラーに入れておきたい、そんな造り手である。