今夜は、小倉で和食とワイン。
大牟田の魚料理は美味しかったけど、やはり今夜はワインを飲みたくなりました。
小倉には、『アトル』や『ブルーム』など、素敵なワインを飲めるイタリアンがあります。
でも、今夜は和食でワインを飲むことにし、行きつけの『きし川』を選びました。
このお店の定番は、この出汁巻き玉子。
まずはこれを注文し、今夜のワインを選びます。
今夜の白は、フランス、ベルジュラック・ブラン・セック。
シャトー・デ・ゼザール、2008年。
ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンから造られた、フレッシュで切れの良い辛口。 和食にピッタリです。
そして何より、この品質にしてコスト・パフォーマンスが非常に高いワインなのです。
湯通しで脂の落ちた豚肉と、豆腐の組合せが絶妙です。
白子といくらの、淡白さと塩味が上手くマッチしています。
ここで、店が私のために特別に用意してくれた赤をテイスティング。
カベルネ・ソーヴィニヨンが前面に出ているが、メルロー、プチ・ヴェベルド、カベルネ・フランのハーモニー感じるマルゴー。
あのシャトー・ローザン・セグラのセカンド、セグラ、マルゴー、2004年です。
まだまだ固いタンニンの鎧に覆われ、あと3~5年後に飲みたい強いボディ。
まずは牛タンの塩焼き。
これは美味。 仙台まで行かなくても、美味い牛タンはあるのです。
セグラとの相性がとても良い。
小倉でセグラを飲んだと知ると、彼女は何と言って悔しがるだろうかと思うと、思わず笑みがもれる。
でも、彼女のことを考えると、早く東京に戻って彼女を抱きしめたいと、心が熱くなる。
仕上げは、アナゴのひつまぶし。
まずはこのまま食べて、次におろしわさびを乗せてお茶漬けに。
これは美味い。
地方には和食で美味いワインを飲める店は、そうは無いのです。
『きし川』は、ふっと肩の荷を降ろせる、私のそんな隠れ家なのです。