ブログの更新が3か月も止まってしまったorz

個人的にも会社的に忙しかったせいもあるが…いかんなぁ。

来年こそはちゃんとした大人になろう;;


さて、一年振り返りますと、今年も実りある良い一年でした。

スタッフも各々順調にスキルアップ、キャリアアップし、企業としての体制基盤も整ってきました。

来年に向け、スタッフにとってもっともっと安心できる環境を整えていくとともに人的拡充も積極的に行っていきたいと思います。


皆さんにとって今年一年はどんな年でしたか?


楽しい事も大変な事もいろいろあったけど、一生懸命やったなぁ。

と思えれば、それは素敵な一年であったことの証明です。


ちょっと気が早いですが、来年も皆さんにとって素敵で満ち足りた一年でありますように、心からお祈り申し上げます!

親がなくとも子は育つ。


最近、うちのスタッフを見ていると本当にそれを感じる。

企業に属していた時は、社長業などは(当たり前ですが)やっておらず

こんなに時間を取られるものだと、やってみて初めて分かることが多く

企業4年、いまだに未踏破の忙しさが次々に押し寄せてくる。


どうしてもスタッフに対する技術的なケアや、指導がおろそかになり、

申し訳ないなぁと思いつつも、個々に任せることが多くなってきた。


にも拘らず、上がってくる作品を見ると、これが中々。


僕には出来ない切り口であったり、僕だったら心が折れそうになるくら

いの面倒の果てに出来上がったものであったり。

心血注いだクリエイティブな作品の数々を見て取ることができる。

これらは個人の能力のみで生まれたものも勿論あるが、スタッフ同士

プロジェクトのメンバー同士。各々が指摘し、し合って、見直し、再構

築を繰り返して、出来上がっていくものも少なくない。


凄いなぁと思う。

しみじみと感謝だなぁと思う。


仲間がいて、しのぎあって一人では生まれないものが生まれる。

独善的でない、決して閉じていない皆が目指す未来にふさわしい作品

が生まれる。

まさに僕が目指していた未来だ。


これから先、会社が育つにつれ、僕の仕事がもっともっと社長業に傾

倒していっても、きっとスタッフ同士、クリエイティブを継続していく事

だろう。


それを考えるだけで、本当に心強くなる。


本当に感謝だな。

そういったスタッフが、今を充実できる様な体制作りを、彼らの熱意に

負けないようにしっかり考えていきたいと思う。


この業界に入って21年、只今22年目を継続中。
来年の3月で人生の半分をゲーム作りに捧げた事になる。
あっという間だった。
まだまだひよっ子、まだまだ序の口…そんなつもりで来
たけれど、周りから見れば最古参も最古参。

もはや、おじぃちゃん扱い。
気持ちとは裏腹に、生まれた子が成人するに足る時間を
重ねてしまっている。


時々、自分のゲーム制作の原点を思い起こして見る。


真っ先に新人の頃、最初に師事した先輩のHさんを思い
出す。
すごく上手くて、男気があって、本当にかっこいい先輩
だった。
今でも業界をリードしているクリエイターの一人である。
勿論、僕よりキャリアは上。
いつまでも追いつけない圧倒的、絶対的な存在。


その初めてのプロジェクトが終わる時、チームが解散に
なる時にHさんに聞いてみた。


”僕は上手くなれますか?”


H先輩は、ほんのチョット考えて、傍らにあった帽子を
ポンと僕に手渡した。
愛用していたものか、お気に入りのものだったか、当時
すでに使い込まれていたその帽子を、惜しげもなく僕に
くれ


”上手くなれよ…”

と一言いってくれた。

その言葉の意味するところが何だったのか、今となって
は判らない。
”へたくそなりに頑張れよ…”とエールを送られたのか。
”心がけ次第だぞ”と発破をかけられたのか。
”生意気な事を言うんじゃない”とたしなめられたのか。


唯一つ言える事は、その帽子が20年、僕を支え続けてき
れた掛け替えの無いアイテムだと言うこと。




今の僕は当時のHさんの年齢をはるかに超えてしまった。
だけど当時のHさんが与えてくれたような希望を、周りの
人々に与えられているだろうか……正直はなはだ疑問で
仕方が無い。


今でもこの帽子は僕の机の上に鎮座する目つきの悪い
かえる君の上に置かれている。

この帽子を日々見つめながら、いつかHさんのようにかっ
こいい先輩になれる日を夢見て、驕らず地道に愚直に誠
実にゲーム作りに、人に向きあって行かなければならな
いと思っている。
出来の悪い人間にも何かしらできる事があるだろうと。
今日もそれを思って頑張っている。

3月の三連休に箱根に行きました。

箱根には、お父様の会社の保養所があり、かなりの頻度で行

っています。

箱根と言えば箱根彫刻の森。

ずぅ~~~~っと行きたかったんですが、うちの奥様、ご両親が

彫刻にはあまり関心がなく、これまでスルーされておりました。

初日、雲ひとつない晴天。

こんな日に彫刻を見られたら素晴しいだろうなと思い、意を決し

て一人で見に行くことにしました↓



……

………

素晴しいの一言。


この曲線が良い!!! とか。

これがこうだから とか。

技術がどうのこうの とか。

哲学が とか。

…理屈がすべて吹き飛びました。


もぅ ただそこにある事が美しい。


日に照らされて、時間の流れるままに表情を変えていく。

気がつけば30分も同じ場所で、たたずんでいました。


箱根来訪、累算20数度…

恩師の津留先生の敬愛してやまないムーア氏の作品を見る事

が出来ました。


今度は雨の日に、また曇りの日に、雪の日に訪れて、作品の

表情を伺いに行きたいと思います。


我々の生は死者の上に成り立っている。


本日、東日本大震災から丸三年が経過した。
傷跡は未だ深く、これからも多くの人間が心に傷を負

ったまま生きていかなければならないのだろう。


死者に対して多くの言葉を持たない。
言葉に出してしまうことで陳腐になってしまう事が沢山

ある。
無念の思い、果たせなかった夢の思い、届けられなか

った思い…

我々生き残った人間は死者の思いを胸に受け止め、

しっかりと前を向いて生きていかなければならない。

一人一人が恥ずかしくない生き方をしよう。


東日本大震災で無くなった方々のご冥福を心よりお祈

り申し上げます。


犬飼 泰三