引っ越し後はじめて最寄りの郵便局に行きました。

アメリカに荷物を送るためです。


数年前からEMSで海外に発送するのに、手書きの宛名は受け付けてくれなくなりました。

スマホなりパソコンなりで送り状を記入して、QRコードを手に入れて郵便局で印刷する、という一手間がかかります。


今回は品数が多かったのでQRコードがもらえず、郵便局員に指定番号を伝える必要がありました。


担当してくださったおねいさんの、まあなんと親切なこと!

おねいさんが席を外して別のパソコンで確認していると、私が放置されていると誤解した別の職員さんがサッと現れて用向きを聞いてくれます。


こういうところですよ、感激するのは。

本当に日本て素晴らしい。


アメリカで郵便局に行かなければならないときは、常に戦闘体制スイッチオンでした。


これは昔話ではなく比較話なので、高田純次先生も許してくれると思う。


何を食べたらそんな態度ができあがるの? と思うようなクソババアしかいないのが、アメリカの郵便局でした。

アメリカの、と言い切るのは良くないな。

少なくともブルックリンの郵便局にはクソババアしかいませんでしたよ。


客に怒鳴る、命令する、無視する、暴言を吐く。

クソババアの言ったことが聞き取れなくてキョトンとしていると 耳が聞こえないなら聞こえる人と一緒に来い と言われたこともあります。


私はアメリカではっきりとした人種差別に遭ったことは2回しかないのですが、そのうちの1回は郵便局でした。

息子のパスポートを申請するのに、必要あるはずもない書類が足りないと3度も突き返され、家に取りに戻されたのです。

そんな書類が必要だとはどこにも書かれていないのに、クソババアはハエを追い払うようにしっしっ というジェスチャーまでしました。


3度目のときはシャミおも切れて(子供のパスポート申請は両親揃って郵便局に行く必要があった)大きな声を出したが駄目でした。

そしたら私たちのすぐ後ろに並んでいた白人夫婦から、クソババアは満面の笑みで書類を受け取るのです。

その白人夫婦は私たちのやりとりを聞いていて クソババアが私らに要求した書類を持参していないから出直すよ みたいなことを言いました。


そしたらクソババアは 大丈夫よこれでオッケーです。ハバナイスデー なんて言ってるじゃないですか!


このクソババアは息子のパスポート申請を受理するつもりが一切ないのだと悟りました。

後日、別のクソババアに書類を出すと、最初のクソババアに要求された書類を突き返され、いらんもん持ってくるな と言われました。

申請書類を受け取ってくれただけでもまだマシでした。


逆差別のつもりで書くのではないとあらかじめ断っておきますが、私らを差別したクソババアはヒスパニック系でした。

卑怯な手を使ってアメリカのパスポートを手に入れようとしている中国人めが、みたいな態度でしたよ。

非白人が非白人を差別するという構図は、アメリカに暮らしている方なら多かれ少なかれ体験していることだと思います。


じゃあコケイジャンが差別をしないかというと、そんなことはない。

もう一件の人種差別体験はヨーロッパ系の白人から受けました。


日本の郵便局のおねいさんに世話されながら、ブルックリンの郵便局のことを思い出して、ここは天国だと思いましたとさ。