やっと外貨を受け入れる銀行の準備が整ったので、本格的に家探しを始めることにしました。


私ら夫婦はヌーヨオクに持っていた築124年の小汚い家を売ったお金で、東京にこじんまりとしたマンションを買うつもりです。


つまりローンは組みません。

てか、どこの金融機関がわしらにゼニを貸してくれるというのでしょう。


いま現在、東京のマンション価格は高騰しているらしいです。

ヌーヨオクだろうが東京だろうが、物件購入の鉄則は先手必勝だと思っています。

札ビラでライバルの頬をはたく勢いが肝心です。


そんなわけで、手元にキャッシュを用意しておかなければ。

契約には物件価格の5%から10%が必要らしい。


とりあえずそれぐらいのお金を日本に送金しようとしました。

もうぶっちゃけ言いますけど、Chaseからソニー銀行です。


それがまー、すいっと行かないんですよ。


まずChaseから拒否られます。

額が大きいからでしょうか。

なんならアカウントにもアクセスできなくされる。


そこで1-800ナンバー系に電話しろとメールがくる。

Skypeで電話していろんなことを聞かれる。


パブリックレコードに載っている質問に答えよ、みたいなことを聞かれます。

以前住んでいたことのある住所、とかなら、もちろん答えられます。


でも、以前働いていたことのある会社は次の4つのうちどれか、と聞かれた会社がどれも知らん会社で。

ナンノブゼム と答えたら verifyしてやんない とか言われるんですよ。


どないせっちゅうねん!


アメリカのカスタマーサービスあるあるで、電話に出た人間によって言うことが違ったり。


シャミおは私ほど苦労してなくてFraud疑惑止まりです。

私は何回rejectされたか。

ワシの金や! 何の権利があって拒絶する!


まあそれだけしっかりと顧客の資産に目を光らせているということなのかもしれませんけれども。


そんでソニー銀行に着金した後も、すんなりと入金してもらえません。


職業を言え。源泉徴収を出せ。

入金した銭の使い道を言え。その証拠を出せ。

その金の原資は何や。その証拠を出せ。


と言われます。


そこは素直に全部提出したら、3時間ほどで入金されました。

もうヘトヘトです。


Wiseだともう少し楽なんですが、手数料がもったいない。

Chase → ソニー銀行だと、Chaseがコルレス銀行でもあるので、送金手数料がまったくかからないんです。

ソニー銀行は為替手数料も安い。


マネーロンダリングや国際詐欺が横行しているからこその厳しさなんでしょうけど、アメリカから日本にお金を移動させるのがこんなに面倒だとは想像していませんでした。