本帰国の時期を決めてまず着手したのは、息子の家探しでした。
息子20代は私たちと同居しています。
アメリカの伝統的考え方として、高校を卒業したら親元を離れるもの、というのがあります。
いつまでも親元にいるのはかなり恥ずかしいこと、というのが一般的な考え方でした。
ところがニューヨークに限って言えば、昔から家賃がとんでもない。
なのでアパートをシェアするのですが、実家がある若者は親元にパラサイトするというのが当たり前になってきました。
息子はできることならずっとこの家に寄生していたかったのだと思います。
ですが人生はそんなに都合よく行きません。
アカの他人とアパートをシェアするのが嫌な息子。
でもニューヨークの家賃て本当にたっっっっかいんです。
現在、中心部の平均家賃は5000ドル、70万円ですって。
コロナ渦で大幅に下落した家賃が、物価高騰の煽りを受けてガンガン上がり続けています。
レントの人はいま必死でアパートを探し続けています。
息子の安月給では、まともなところにアパートを借りるのは無理です。
なので最初から買うつもりでいたようです。
去年の暮れからハウスハンティングを初めて、1月にこれはという物件を見つけました。
銀行でローンを組んで、弁護士とやりとりして、4月に無事1ベッドルームのCOOPを手に入れることができました。
FRBが金利を上げる直前にローンを組めたのもラッキーでした。
息子の家購入に対して、親の私たちは一才金銭的援助をしていません。
息子はいろいろと頼りなく問題の多い男ですが、コツコツ金を貯める能力だけはあるのです。
そして銀行はこんな小僧に金を貸すのですよ。
恐ろしい話です。
ずっとブルックリンで暮らしてきた息子は、地元愛が強いようです。
クイーンズやニュージャージーも見ましたが、結局ブルックリンを選びました。
この家よりも少し奥まった街。
ジェントリフィケーションが進むであろう街。
地下鉄の駅から徒歩1分で、買い物便利なところ。
4月に契約したのに、息子はまだウチに住んでいます。
できるだけ粘る魂胆のようです。
うちにいれば食事に困りませんからね。
そして母親の私にせっせと家具を発注します。
ホイホイと作る私。
家具の代金として、息子の持ってるマイルやホテルポイントをごっそりいただいております。
出張が多いので、デルタはプラチナステイタス、ヒルトンはダイヤモンド会員。
6月に私がパリロンドンをひとり旅したときの航空チケットやホテル代は、全部息子に提供してもらいました。
来年3月までにはこの家を出ていくそうです。
その頃にはこの家を売りに出すつもり。
売れるかな〜。
金利が上がって市場が停滞気味って聞くけど、誰か買ってくれるかな〜。
