日本で録音したバックの音に合わせて、ドックラックスにスタジオで歌ってもらうため、そして締め切りを守らないタイ勢からオムニバス用のマスターを直接、受け取るために2011年1月19日早朝、通算4回目のタイ国・バンコク入り。

話は前後するがドックラックスに歌ってもらうバックの録音を日本で行った1月10日の早朝、録音が完了したデータをCDRとカセットテープに落としたものと、ドックラックスが大きく載ったMOBSPROOF誌二冊、そして「歌って欲しい」旨を書いた文章を、タイ人に英語からタイ語に訳してもらってEMSで郵送した。
三日後、インターネットの荷物の追跡で無事に届いてはいたのを確認。しかし氏は果たしてこちらの主旨を理解してくれているかどうか…。
私の滞在期間は限られている。氏のスケジュールを確認して早めにレコーディングの日程を決めねばならない。週末のJJマーケットに行けば氏と会えるのだが、この週末はバンコクSKINHEAD/PUNK勢と共にチェンマイへ行くため、バンコク入りしたこの日、直接会いに行って日程を決める事にした。
バンコク入り後、チェックインし5時間ほど寝て起きて宿を出て、バイクタクシー(文字通りバイクの後ろに乗せてもらう)でMRT地下鉄のクロントゥーイ駅へ。終点のバンスー駅まで地下鉄に30分ほど乗車。
地上に比べてMRTの駅は何処もきれいで妙にだだっ広く、ひんやりしている。乗車の際はボディチェックの金属探知機をくぐらねばならない。デジカメを持っているため、いつもピー音が鳴ってカバンを開けさせられる。
近代化された地下鉄の構内から地上へ出ると、そこは紛れもなくバンコク郊外の湿地帯特有の蒸し暑さ。
ちょうどお腹が空いたので、国鉄のバンスー駅のホームに出ているいくつかの汚い食堂を見て回って、無難にとり焼き飯とLEOビール。70バーツ。

食べ終わって、駅前のバイクタクシーの人に行きたい場所を説明…いつも此処で苦労するのだ。行きたい方向を指し「次の次のバイクステーション辺り。友人が住んでいる」
英語が分からない人が多いので、英語分かる駅の売店のおばちゃんの所まで連れて行かされた。それでも分からないようだったが、取りあえず乗せてくれて、私が指す方へ向かった。
バイクで3-4分程、目的地に着いたので運転手の肩を叩いて知らせて下ろしてもらう。20バーツ。
早速、ドックラックスの住むスラムへ小走りで入って行く。…あれ、何処やったっけ…曲がる場所を間違えたのか、半年前の記憶にある氏の長屋に辿り着けない。
何人かの人にジェスチャーで「頭がモヒカンで太った…」と説明、ようやく愛想の良いおばさんが家まで連れて行ってくれた。
部屋の扉は閉まっている。扉の前にはドックラックスの幼なじみの弟分・サネイが佇んでいた。
「おぉぉー!Hideki、久しぶり」私の名前まで憶えていてくれてビックリ。
彼は、英語はまだドックラックスよりも理解出来る様子…なのだが、アル中で滑舌悪いので何を言うてるのか分かりにくい。
隣の家で扉を修理していた、まともそうな30歳くらいの人が「今日は(ドックラックスは)三時半くらいまで外出しているよ」と教えてくれた。まだ時間はPM2:00前…湿気多いスラムで待つには長いなぁ。
滑舌の悪いサネイの言っている事を注意深く聞いていると、数日前に私の手紙や雑誌が届いてドックラックスとガールフレンドのテュクはすごく喜んで、さらにドックラックスはスタジオで歌う事にも張り切ってくれているらしい!少し肩の荷が下りた。
隣の人「明日なら朝からいるから明日、来たら良いよ」了解!そうしやす。
サネイ「なぁなぁHideki、ウィスキー飲みたいから10バーツくれよ…」おいおい何やねん!…財布のぞいたら細かいのがない。ウィスキーは20バーツするのだが、10バーツ足りないようだ。
ポケット探ったら20バーツ札が出て来た。それを差し出したら彼は持っている10バーツを私に渡し「わーい!」子供のように小躍りした。取れるだけ取ってやろう、と言う訳ではなく持っていた10バーツを私に渡したのでまだ良心的やな…と何だか納得した。
長居しても仕方ないので「ほな明日ねー」すると頼んでもいないのにサネイが「この辺の連中はみんなフレンドだから、送ってやるよ」とバイクタクシーの乗り場までついて来た。
せっかくなので「サネイ、写真撮ろうや」「OK!」たかが一枚の写真のために、嬉しそうにウロウロと近辺のグッドロケーションを探して回る。
バイタク乗り場近くまで出て「ココで撮ろう!」ちょうど学校帰りの真面目そうな高校生の集団がいたので「シャッター押して」と依頼。「フレンド、フレンド」肩を組まされた。高校生達、アル中親父にドン引き。 (そして今より7kg以上、太っていた私…)

サネイはバイクタクシーの人を捕まえて、私を駅まで送るよう言うてくれた。「Hidekiはフレンドだから安くなるよ!」と大げさなジェスチャー。
「ほな明日!」ドックラックス宅近くからバンスー駅までバイタクは10バーツだった。前の7月の時は15バーツ。サネイのおかげで5バーツ安くなった。
MRTに乗車、頼まれていた買い物があったので問屋街へ寄ってから宿へ戻った。
(その11へつづく)
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6. CHAOS OF SOCIETY / Thailand ugly dirty
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