:原子炉を初日に4基破壊、弾道ミサイルの飽和攻撃で 本国の飾りのような防衛ミサイルは3分で弾が尽き、多大な被害を与えた。
何より 戦後すっかりと骨抜きにされた日本国民は一気に放出された放射能と穴だらけになった国土をテレビで目のあたりにして、国民としての総力を出せないまま放心状態に陥ってしまった。
世界有数の自衛隊とはいえ、撃たれなければ撃てない。敵集積地はわかってても攻撃はできない、憲法を越えれない、弾の在庫は予算圧縮の折まったく予備はない、
戦闘車移動しようと道を通れば「戦争反対憲法9条守れ」とどこかの団体が活動根拠の因りにしたいだけの理想も対案も何もないデモで道を塞ぎ、
その他の国民は我関せずとスマホの世界に浸ってスマホの画面から頭を上げて現状を考えようとはしなかった。
そうしたなか開発された日本の科学陣が力を結集して作られた
戦闘ロボ花子。
圧倒的な火力を備えた花子は日本の守護神になるはずだった・・・
自衛隊出動が国会の法的根拠について野党と討論で遅々として進まぬ中
孤軍奮闘し。超法規的な攻撃で敵の70パーセントを破壊しつくすという 信じられない戦果を挙げていた。
が、 いつしか 科学の申子である花子は修羅の権化と化していた、
その怒りは 敵ではなかった・・・
日本政府は漸く身の危険を感じ、七対子国と秘密裏に交渉し、
身の安全と交換に花子の「アイザックコード」を提供してしまう。
七対子国は即座にアイザックコードにより花子の中枢回路に強制介入し
武装を解除し回収。
そして 花子の脳を掻き潰し、洗脳し、
ただの「戦闘道具」としてスペックダウンさせられたのであった・・・・
そして敵国の日本民族殲滅の進軍が再び始まった・・・・・
もう花子はいない。
いや花子は改造され、
敵の先陣となって進軍して来るのであった・・
日本にはもう終わりなのか・・・・・