この日を目指して鍛錬に励んできた。富士ヒルの日が来るのを指折り数えて待っていた。しかし、5月中旬頃から、典型的な梅雨前の気圧配置が日本周辺に早々と形成されつつあった関係で6月はじめの天候は絶望的と思われた。BWCもあるので「6月2日は高い確率で雨。雨の富士ヒルは止しておこう。」とホテルをキャンセル、二週間前に完全にやる気を失っていた。
するとMt.富士ヒルクライム大会の日程(6月2日日曜日)めがけて台風がやってきた。昨年と似たようなパターンである。
(出所:気象庁)
ということは、台風一過すれば気流が大きく乱れて、奇跡の晴れを呼んでくれるかもしれない。万が一に賭けて直前の5月30日になってホテルの予約を取り直しました。そして確かに台風(改め温帯低気圧)は日本列島付近の雨雲を一瞬吹き飛ばしてくれた。前日6月1日のこの青空を見てください。
(昨日、河口湖駅前から見た富士山)
富士ヒル前日の6月1日、ブロンプトン初号機と私は朝から富士ヒルの予行演習をしていた。
疲れすぎるといけないので二合目あたりでやめようと思ったが。
もっと行けそうだな。
あー勢いで四合目まで来てしまった。
せっかくなので奥庭の展望台へ。
奥庭の天狗岩と富士山。
富士山、キレイに見えてます。
どうせなら五合目へ。
五合目にある冨士山小御嶽神社へ明日の晴れを祈りにいってきた。(貧脚のくせに大会前日に一体何やってんだろうこの人は。)
『天気、なんとかお願いします!』
せっかく五合目まで行ったので、ほうとう食べました。(富士山噴火カレーは縁起わるいと思ってやめておきました。)
しかし、翌日6月2日の天気予報は時間とともに悪化するばかり。
富士吉田のホテルにチェックインしてからも翌日の天気予報ばかり見ていたがどんどん思わしくない方向に。
最初は2日午前中は曇り、午後から雨の予報だったのに、予報はさらに悪化して就寝前には翌6月2日は一日中雨予報に変わっていた。大事なBWC前に無謀な雨中ヒルクライムで風邪ひいたり足が冷えて肉離れになったりしては一大事である。これではDNSするしかないか。
そして富士ヒル当日の朝が来た。
(続く)
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