雪の翌日の群馬県、ブロンプトンで法師温泉に行ってきました。
猿ヶ京までバスで行って、さらに町営バスに乗り継いで吹路(ふくろ)バス停で下車します。
[走行データ]
ルート 町営バス吹路(ふくろ)バス停→永井→法師温泉
距離 5.12 km
タイム 32:16
平均速度 9.5 km/h
総上昇量 88 m
使用機材 M3L(シュワルベウィンター装着)
雪に覆われた三国街道の旧道をシュワルベウィンターを装着したブロンプトンで走ります。交通量も少なくて、快適な雪道ライドです。
天気が良くなってきました。
永井のあたり。法師温泉までのちょうど中間地点です。
快適に走行できています。
このコーナーを過ぎれば見えてくるはずです。
法師温泉に到着しました。トレードマークの赤いポストです。
つららが凄いです。
ラッキーにも日帰り湯の一番札をゲット。天気も良いので入浴時間の開始まで、雪景色の中を散歩中です。
長寿の泉で、おいしい水を汲んでおきます。
11時になりました。
旧国鉄のフルムーン・キャンペーンのポスターが貼ってありました(右が高峰三枝子、左が加山雄三の父上である上原謙)。法師乃湯はポスターとTVCFの撮影場所になったこともあって、一躍、全国的に有名になりました。
その法師乃湯へ。一番乗りでした。窓から注ぐ日差しで湯と湯気がキラキラしていて美しい。法師温泉の開湯は1200年前であるが、この湯はその当時から変わっていないと思われます。宿の開業は明治8年(1875年)、建物は明治28年(1895年)の建築ということです。ラウンドトップの欧風窓には明治期の欧化政策の影響もあるのでしょう。
敷き詰められた玉石の間から源泉が自然湧出する法師乃湯は、4つの浴槽に区切られていて、それぞれの温度が微妙に違います。最初に、くみ上げ源泉も注がれている手前のアツ湯で冷えたからだを充分温めたあと、次に、左奥にある不感温度のヌル湯に移動して火照りをじっくり冷ましました。
そして、最後に、湯と泡が最も盛大に湧き出していて湯温も40度前後とちょうどよい右奥の浴槽の手前の区画で小一時間ほど仕上げの湯を楽しみました。数秒おきに盛大にバブルが湧き上がって身体全体が包まれる絶妙のポジションに陣取って極楽気分です。
雪道運転の懸念からか、この日は入浴に訪れる人も少なく、しばらく一人きりで楽しむ僥倖に恵まれました。歴史ある湯屋の欧風窓から、窓の外のつららと雪を眺めながら、足元湧出の湯をのんびりゆったり堪能した奇跡のような一日となりました。
お世話になりました。ありがとうございました。
関連記事:
あなたの清き1クリックをお願いします!