M3Lに厚歯チェーンリングを装着した。スギノの130J黒、44Tだ。


 

自転車部品ではシマノが世界的に有名だが、トラックレース向けクランクセット・チェーンリングではSUGINO(スギノ)も大きなプレゼンスを持っている。

 

SUGINO は、ハイエンドな自転車パーツを1世紀以上にわたりプロデュースし続けている会社である。その品質は世界的に高く評価され、有名ブランド完成車のOEM パーツも手がけている。特に駆動系パーツでは、ツールドフランスをはじめジロデイタリア・世界選手権・オリンピック いずれのレースにおいても SUGINO製品は多くの勝利に貢献している。

 

今回スギノの厚歯チェーンリングを装着した2008年モデルのM3L(初号機)は、実は厚歯チェーンの旧内装3速モデルである。
 

ブロンプトン旧内装3速モデルのユーザーでチェーンリングやリアスプロケットの選択肢を広げるために薄歯仕様に変更される方も少なくないと思う。ちなみに2011年以降は純正モデルは全て薄歯仕様になってしまった。

 

しかし、厚歯チェーン・厚歯リアスプロケットはやはり信頼性と耐久性の点でアドバンテージがあると思われ、そのままにしてある。これまで、純正の44T薄歯チェーンリングを使用していたが(特に大きな問題は無い)、理想的には厚歯チェーンには厚歯チェーンリングを合わせたいところだ。それで、信頼性が高くて手頃な値段の1/2"x1/8"チェーンリングを探していたところ、スギノ130Jに行きあたったのだ。

 

SUGINO 130J track chainring (black)

SKU: 100009190000

歯数 : 44T
PCD : 130mm
厚歯(1/2"x1/8")
SUGINO RD メッセンジャークランクなどのPCD130のクランクに適合

 


純正44Tと異なりチェーンリングガードが無いのでズボンの裾が汚れそうだが、チェーン・チェーンリング・リアスプロケットの全てが厚歯に揃ったので、走りはずっと良さそうだ。


試走してみると、カッチリしていながら非常になめらかな走り心地となった。これは良い!せっかくなのでクランクの方も定評のあるスギノにしようかと考えている。

 

ちなみに冬の間は初号機で桃を運ぶ機会もないので重いリアラックは外してM3Lとして運用している。

 

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