フィギュアスケート男子での羽生・宇野のワンツーは快挙でしたね。万歳。さて本日2月17日、モーニントン半島にあるワイナリーへ行ってきた。

 

メルボルン郊外には三つのワイン産地がある。ヤラバレー、モーニントン半島、ヒースコートだ。JALの宣伝もあってヤラバレーが最も有名だが、メルボルン南東にあるモーニントン半島の方が地元では人気かもしれない。ヤラバレーと同様に寒冷な気候に晒されつつも海沿いの明るい地形により太陽の光をより多く浴びたモーニントン半島産のブドウでつくるワインは、硬質でさわやかなヤラバレー産よりも、ふくよかで果実味を感じる。

 

やってきたのはレッドヒルの有名ブティックワイナリー「パリンガ・エステート」である。「パリンガ」とはアボリジニーの言葉で「海に近い」という意味であるそうだ。ここ、パリンガ・エステートのピノノワールは海からの照り返しによる日照の豊富さによるものであろう、上質で奥深い味わいに定評がある。ワイナリーのセラードアーに併設されている『Paringa Estate Restaurant』で、ピノノワール種の赤ワインを味わいつつ、親しい人と食事を楽しむことにする。


そのワイナリーはレッドヒルという丘に位置する。レストランは谷一面に広がるブドウ畑と海を見下ろす素晴らしいロケーションにある。


ピクチャーウィンドウからはブドウ畑と海の眺望だ。


 

それではワインを選ぼう。定評のあるピノノワールを頂こう。



 

前菜のサーモンのコンフィ・トマトきゅうり添え。(Confit Salmon,cucumber/tomamo, kelp, dill)。

 

和牛のタルタルステーキ・刻みマッシュルームのせ。(Wagyu beef Tartare, smoked soy, horseradish crème fraiche, mushroom)

 

ラムのロースト・バター風味かぼちゃ添え(Roasted lamb, braised shoulder, butternut pumpkin, spring onion)。

 

鴨の麦ミソ風味マッシュルーム添え(Duck, crispy miso barley, oyster mushrooms, citrus cherries)。


 

なるほど評判通り素晴らしいレストランだ。スー・シェフが日本人ということで、ミソ、昆布(のパウダー)等の和テイストが隠し味に使われており、またネギの使い方などにも和食の手法が見られる。もともとフュージョン系はあまり好きではないのだが、ここのメニューでは和テイストの完成度が非常に高い。気に入りました!



 

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